ORDER BY 句

ORDER BY 句を使用すると、クエリ結果を 1 つまたは複数のフィールドでソートできます。構文は次のとおりです。

[ ORDER BY {field_name | alias} [ ASC | DESC ] [, {field_name | `alias`} [ ASC | DESC ]]...]

順序付けを制御するルールを次に示します。

ソート順の昇順（ASC）または降順（DESC）は、フィールドごとに適用されます。指定しない場合、昇順（ASC）がデフォルトになります。
ORDER BY は、SELECT 句で指定されたフィールドまたはエイリアスでサポートされます。
ORDER BY 句で使用されるエイリアスにスペースやその他の特殊文字が含まれている場合は、逆引用符で囲む必要があります。
ORDER BY は、単一値のメトリック関数と単一値の数学式で機能します。ORDER BY は、パーセンタイルまたは統計情報では使用できません。
ネストされたフィールドでの ORDER BY またはネストされたフィールドで動作するメトリック集約はサポートされていません。ネストされたフィールドとは、segments.errorList.errorType や btdata.estimatedtime. など、名前に「.」が含まれる任意のフィールドです。

ORDER BY を使用して、バケット関数でバケット対象フィールドのバケットに順序を付けることができます。たとえば、次の表の「series 集約：series バケットのキーに基づいた順序付け」を参照してください。
ORDER BY は、バケット関数に続くメトリック関数（フィルタ処理されたメトリック関数を含む）で使用できます。メトリック値による順序付けにより、結果のバケットの順序が決まります。メトリック関数は、次のようにエイリアス化し、そのエイリアスによって参照する必要があります。
```
SELECT transactionName, avg(responseTime) AS averageResponseTime FROM transactions ORDER BY averageResponseTime
```
暗黙的な GROUP BY 機能を提供する関数に対して複合順序付けを指定できます。
series 関数に対しては順序付けを 1 つ定義できますが、range 関数に対しては順序付けは使用できません。
ORDER BY は、フィールドの数学式は受け入れますが、メトリック関数の数学式は受け入れません。数学式の値が NULL の場合、結果の末尾に昇順で並べられます。以下は無効なクエリです。SELECT transactionName, max(discountValue) / max(cartTotal) AS ratio FROM transactions ORDER BY ratio

ORDER BY 句の例


次の結果の場合	クエリ
集約なしのクエリの順序付け。	SELECT field_name FROM event_type ORDER BY field_name ASC
Group By：用語の辞書的な順序による順序付け。ORDER BY 句に含まれるフィールドは、クエリ自体と同じ順序にする必要があります。	SELECT field_name, `count` (*) FROM event_type ORDER BY field_name DESC
タイムスタンプの範囲のソートされたセットを返す。	series count SELECT FROM transactions ORDER BY eventTimestamp DESC
series 集約：series バケットのキーに基づいた順序付け。	SELECT `series` (salary, 20000), `count` (salary) FROM event_type ORDER BY salary DESC
日付の series 集約：series バケットのキーの日付値に基づいた順序付け	series count SELECT FROM transactions ORDER BY eventTimestamp
エイリアスによる順序付け。	SELECT responseTime AS RT FROM transactions ORDER BY RT
エイリアス化された数学式による順序付け。	SELECT discountValue / cartTotal AS ratio FROM transactions ORDER BY ratio