ノードの移動

コントローラ UI で別のティアまたはアプリケーションにノードを移動すると、次のようになります。

  • そのノードの履歴データがすべて削除されます。この履歴データはリカバリできません。UI でのノードの移動は、主に使用環境の Splunk AppDynamics アプリケーションモデルまたはその他の実稼働ではないシナリオの調整を行うために使用されます。ノードを別の階層に移動すると、階層 ID が変更されます。ノードの履歴データを保持するには、階層 ID を同じままにする必要があります。ただし、エージェントの controller-info.xml で階層名を(アプリケーション名またはノード名を変更せずに)変更できます。

  • エージェントの構成ファイルのティアまたはアプリケーションの関連付けが実際のティアまたはアプリケーションの関連付けを反映しなくなります。エージェントの controller-info.xmlforce-agent-registration フラグが true に設定されていない場合、UI の関連付けは保持されます。

次の 2 つの方法を使用して、ノードを新しいアプリケーションまたはティアに移動できます。

  • コントローラ UI:ノードダッシュボードで、[Actions] > [Move Node] をクリックします。この方法を使用して JVM を再起動する必要はありません。
  • controller-info.xml:エージェントの controller-info.xml 構成ファイルで階層またはアプリケーション設定を更新し、JVM を再起動します。
  • ノード登録の強制:
    UI でノードを移動し、controller-info.xml を使用して別の場所に再度移動する場合は、構成ファイルの force-agent-registration プロパティを true に設定し、JVM を再起動します。「エージェント登録の強制プロパティ」を参照してください。
  • データの保持:
    別のティアまたはアプリケーションにノードを移動すると、ノードレベルの履歴データ(メトリック、イベント、スナップショット)がすべて失われます。この履歴データはリカバリできません。ノードの履歴データを保持することが重要な場合は、エージェントの controller-info.xml ファイルで階層、アプリケーション、またはノード名を変更できます。

    移動したノードにより生成されたティアレベルのデータは元のティアに残ります。同様に、同じアプリケーション内の異なるティア間でノードを移動した場合、ノードにより生成されたティアレベルのデータは元のティアに残ります。

  • Java ノードとマシンエージェントの移動:
    JVM マシンに Java エージェントとマシンエージェントの両方がある場合、マシンエージェントの controller-info.xml ファイルの関連付けを変更することはできません。その関連付けの変更は、UI で、または Java エージェントの controller-info.xml ファイルを修正することでのみ実行できます(「Java エージェント構成プロパティ」を参照)。