PasteDeploy

AppDynamicsが提供するコンポジットファクトリを使用してPasteDeploy構成を変更し、PasteDeployで構築されたPythonアプリケーションをインストゥルメント化することができます。この機能は、他のデプロイメントオプションで記述されたアプリケーションがPasteDeployを使用して構築されている場合、インストゥルメンテーションに使用することができます。

AppDynamics のコンポジットファクトリの名前は、egg:appdynamics#instrument です。これにはアプリケーションから元のアプリケーションを指す「target」というパラメータと、APPD_settings へのフルパスが必要です。

PasteDeployで構築されたアプリケーションをインストゥルメント化するには

  1. AppDynamicsプロキシを手動で起動。
    pyagent proxy start
  2. PasteDeploy 構成ファイルで、既存のコンポジットの名前を一意の名前に変更します。
    metadataたとえば、「」 というアプリケーションの既存のコンポジット構成については、
    [composite:metadata]
    use = egg:Paste#urlmap
    /: meta

    以下の名前に変更します。

    [composite:_orig_metadata]
    use = egg:Paste#urlmap
    /: meta
  3. 次のように、「metadata」アプリケーション用の新しいコンポジットセクションを、今名前変更した元のものの上に作成します。
    1. 名前を変更した古いアプリケーションの名前を、新しいコンポジットアプリケーションに命名します。
    2. AppDynamics コンポジットファクトリ(egg:appdynamics#instrument)を使用するように構成。
    3. ターゲットを名前変更したアプリケーションに設定。
    4. AppDynamics 構成ファイルの環境変数 APPD_CONFIG_FILE を、ご使用の構成ファイルへのパスに設定。例:
      [composite:metadata]
      use = egg:appdynamics#instrument
      target = orig_metadata
      APPD_CONFIG_FILE = /etc/appdynamics.cfg
  4. アプリケーションを再起動します。