.NET エージェントを使用した機密データのフィルタ処理
デフォルトでは、.NET エージェントは、コントローラに組織が特権情報として分類する可能性のあるトランザクションデータを送信します。このデータは診断およびトラブルシューティングに役立ちますが、セキュリティを考慮すると、コントローラのビューから特定の情報をフィルタ処理する必要があります。機密データフィルタを使用すると、コントローラ内の環境変数や URL、またはスナップショットの詳細情報を除外することができます。
機密データフィルタは、.NET Windows および Linux エージェント(21.4 以降)で使用できます。
機密データフィルタを追加する
機密データフィルタをインストゥルメント化するには、.NET エージェント コンフィギュレーション ファイルを編集します。「.NETエージェントの管理」を参照してください。
DB_USER は難読化され、コントローラでアスタリスクに置き換えられます。 config.xml ファイルの例:
</sensitive-data-filters>
<sensitive-data-filter applies-to="environment-variables,system-properties" match-type="STARTSWITH" match-pattern="DB_"/>
</sensitive-data-filters>
config.json ファイルの例:
sensitive-data-filters: [
{
"applies-to": "environment-variables, system-properties",
"match-type": "STARTSWITH",
"match-pattern": "DB_"
}
]
機密URLフィルタを追加する
機密 URL フィルタを使用して、コントローラの URL で機密情報を難読化するようにエージェントを構成できます。
機密 URL フィルタをインストゥルメント化するには、.NET エージェント コンフィギュレーション ファイルを編集します。「.NETエージェントの管理」を参照してください。
myapp" を含む URL にのみ適用されます。<!-- Filter URL/URI segments and query parameters -->
<sensitive-url-filters>
<sensitive-url-filter delimiter="/"
segment="2"
match-filter="CONTAINS"
match-pattern="myapp"
param-pattern="[a-z]+"/>
</sensitive-url-filters>クエリパラメータに値を使用しない場合、コントローラは URL 内のクエリパラメータをマスクしません。 https://myapp.example.com/sensitive/data?first_name=abc&last_name=xyz への exit コールは、次の 3 つのセグメントに分割されます。
"https://myapp.example.com""sensitive""data?first_name=abc&last_name=xyz"
機密メッセージフィルタを追加する
sensitive-message-filters エレメントを使用すると、例外メッセージから収集されたテキストメッセージ内に含まれる機密情報を難読化できます。
match-pattern に "Sensitive" が含まれているテストを除外しています。 <sensitive-message-filters>
<sensitive-message-filter message-type="all"
match-type="CONTAINS"
match-pattern="Sensitive"
redaction-regex="[0-9]+"/>
</sensitive-message-filters>