メモリスラッシングの分析

コレクションでメモリスラッシング問題が特定されたら、問題が疑われるクラスにドリルダウンして診断セッションを開始します。

モニターするクラス名を選択し、オブジェクト インスタンス トラッキング ダッシュボード上部にある [Drill Down] をクリックするか、クラス名を右クリックし、[Drill Down] オプションを選択します。

注: 一度にひとつのインスタンスまたはクラス名へのドリルダウンアクションをトリガーすると、最適なパフォーマンス結果を得られます。

ドリルダウンアクションがトリガーされると、オブジェクトインスタンスのデータコレクションが毎分実行されます。このデータコレクションは診断セッションと見なされ、そのクラスのオブジェクト インスタンス トラッキング ダッシュボードのアイコン()が更新され、診断セッションが進行中であることが示されます。

オブジェクト インスタンス トラッキング ダッシュボードは、メモリスラッシングの可能性を示します。オブジェクト インスタンス トラッキング ダッシュボードに表示されるメモリスラッシング問題の主な指標は以下のとおりです。

  • Current Instance Count:大きな数は、数多くある一時オブジェクトの割り当ての可能性を示す。
  • Shallow Size:クラスのすべてのインスタンスが使用する大まかなメモリ。シャローサイズが大きいとメモリスラッシングの可能性がある。
  • Instance Count Trend:のこぎり状の波型はメモリスラッシングを示す。

この時点でメモリスラッシングの問題が疑われる場合は、そのことを確認する必要があります。「メモリスラッシングの確認」を参照してください。