Spring Integrationサポートのカスタマイズ

以下のセクションでは、デフォルトの Spring Integration モニタリングの調整に関する典型的なシナリオについて説明します。

メッセージハンドラが実行される前のアプリケーションフローを追跡

最初のMessageHandlerが実行される前に多くのアプリケーションフローが発生する場合は、以下のようにアプリケーションフローの追跡を有効にする必要があります。

  • 適切な POJO エントリポイントを見つけて、これを構成
  • enable-spring-integration-entry-points ノードプロパティを に設定。デフォルトでは、このプロパティの値は true に設定されています。
  • アプリケーションサーバーを再起動。

ループするポーリング可能チャンネルの追跡を制限

がループ内で呼び出されていない場合に対する予防策として、以下の例で定義されているのと同じようなクラス/メソッドの組み合わせの中で発生する場合のみ、Java エージェントがポーリング可能チャンネルループを追跡するように構成できます。

ループ内のメッセージのポーリングを行うクラス/メソッドの組み合わせごとに、spring-integration-receive-marker-classes ノードプロパティを構成できます。この場合、このノードプロパティで識別されるクラス/メソッドだけが追跡されます。

class MessageProcessor {
   void process() {
      while(true) {
          Message message = pollableChannel.receive()
      }
   }
}

たとえば、上のループの場合、以下のように ノードプロパティを設定し、アプリケーションサーバを再起動します。

spring-integration-receive-marker-classes=MessageProcessor/process
注:  ノードプロパティは、変更を反映するために  メソッドが実行される前に構成する必要があります。このプロパティの設定後、アプリケーションサーバーを再起動します。