エンドユーザーモニタリング(EUM)の考慮事項

通常、エンドユーザーモニタリング(EUM)により、収集されるメトリックの数は増えます。そのため、EUMを使用するインストールでは、小コントローラプロファイルがサポートされていません。EUM に対しては、20 以上の高トラフィック BRUM/MRUM エージェントを実行する中プロファイルを、大プロファイルに近い指定でサイズ指定する必要があります。

具体的に、EUMは以下のようなメトリックに影響します。

  • Web RUMは、1分間あたりの個別のメトリックデータポイント数を最大2万2000増やすことができます。
  • モバイル RUM は、ご使用のアプリケーションへのアクセスが多い場合、1 分間あたりの個別のメトリックデータポイント数をインストゥルメント化されたアプリケーションごとに 15K から 25K 増やすことができます。実際の数は、アプリケーションが受け取るネットワークリクエストの数によって異なります。

  • EUM のモニタリングはメモリを大量に消費するため、メトリックキャッシュにより多くの容量が割り当てられることがあります。
注: コントローラのデータベースに保存されている個別の EUM メトリック名の数は、保存された個別のデータポイントの種類より多くなる場合があります。たとえば、ユーザ全員が iOS 5 から移行したとしても、iOS 5 のメトリックのメトリック名はデータベース内に残ることがあります。メトリック名はリソースの利用に影響することはありませんが、アプリケーションごとのメトリック名に関するコントローラのデフォルト制限に対して、カウントされます。名前のデフォルト制限はブラウザ RUM で 200,000、モバイル RUM で 100,000 となります。