.NET エージェントのアップグレード（3.7.7 以前から）

ティアの命名と割り当て（手動または自動）メソッドおよびインストゥルメント化するアプリケーションのタイプに基づいて、正しいアップグレードパスを特定します。

  • ティアの手動命名と割り当てを使用している場合、インストーラーパッケージはIISアプリケーションとWindowsサービス用の構成をアップグレード。
  • ティアの自動命名と割り当てを使用している場合、構成ユーティリティを実行して構成を更新。
  • 3.7.7 以前のバージョンでスタンドアロン アプリケーションを使用している場合、「Windows サービスとスタンドアロンアプリケーションの .NET エージェントの構成」でスタンドアロン アプリケーションの手順を参照してください。

インストール後、構成をアップグレードしてオプションでレガシー構成を削除するには、構成ユーティリティを実行する必要がある場合があります。

古い .NET エージェントバージョンのアンインストール

  1. IISおよびインストゥルメント化されたWindowsサービスを停止。

    注: IIS をシャットダウンしてもアクティブな IIS ワーカープロセスが引き続き表示される場合は、IIS マネージャーで [アプリケーションプール（Application Pools）] ペインを確認し、開始されたアプリケーションプールを停止します。.NET エージェントをアンインストールする前にインストゥルメント化されたアプリケーションを停止しない場合、マシンを再起動する必要が生じる場合があります。

  2. AppDynamics.Agent.Coordinator サービスを停止します。

  3. コントロールパネルで、プログラムの追加/削除を選択。AppDynamics.NETエージェントの削除

    注: 一部の事例では、他のプロセスが profiler.dll をロックすることで .NET エージェントのアンインストールプロセスに干渉することがあります。アンインストールが失敗した場合、

    Process Explorer

    などのユーティリティを使用して、プロセスが profiler.dll を使用しているかどうかを確認します。使用している場合は、そのプロセスを終了します。それ以外の場合は、マシンを再起動してみてください。その後にアンインストールを再試行します。

.NET AgentVersion のインストール

  1. インストルメント化された IIS アプリケーションの w3wp プロセスを停止します。インストゥルメント化されたWindowsサービスまたはスタンドアロンアプリケーションを停止。

  2. Splunk AppDynamicsダウンロードから MSI インストーラパッケージをダウンロード。

  3. 完全な管理者権限で、高度なコマンドプロンプトを起動。管理者グループのメンバーとしてWindowsにログインしても、インストーラーを実行するための十分な権限が付与されません。「管理者としてコマンドプロンプトを起動」を参照してください。

  4. オプション。シングルテナント コントローラ アカウントを使用している場合は、コントローラで [設定（Settings）] > [ライセンス（License）] > [Account（アカウント）] をクリックしてアクセスキーを表示。

  5. コマンドラインエージェントのインストールを実行。シングルテナント コントローラ アカウントの場合、AD_CONTROLLER_ACCOUNT_ACCESS_KEY パラメータを使用してアカウントアクセスキーを指定します。例：
    msiexec /i "%USERPROFILE%\Downloads\dotNetAgentSetup.msi" /l log.txt /q AD_CONTROLLER_ACCOUNT_ACCESS_KEY=changeme
    インストールがバックグラウンドで静かに実行。
    注: シングルテナント コントローラ アカウント用のアカウントアクセスキーを追加し忘れた場合、エージェント構成ユーティリティを実行するか、後から config.xml に手動で追加できます。ビジネスインサイトの

    アカウントエレメント

    .
  6. IISを再起動。
    • IIS の再起動：Splunk AppDynamics エージェント構成ユーティリティを起動し、[Configuration Summary] ウィンドウで [Restart IIS] をクリックします。
    • コマンドラインから iisreset を実行します。
    Windowsサービスを再起動。

以前のバージョンで次の環境変数を使用している場合、MSIインストーラによりその構成は新しい構成ファイルに移行されます。

以前のバージョンで次の環境変数を使用している場合、MSIインストーラによりその構成は新しい構成ファイルに移行されます。

  • AppDynamicsAgent_CallGraphOptions
  • AppDynamicsAgent_DisableAppPools
  • AppDynamicsAgent_EnableInProcesses
  • AppDynamicsAgent_IgnoreCLREnv
  • AppDynamicsAgent_Profiler_Classes

.NETエージェントの構成

ティア生成と割り当てのメソッド（自動または手動）に基づいてエージェントを構成します。

注: .NET エージェント構成ユーティリティは、1 台のサーバーにつき 1 つのコントローラの構成のみをサポートしています。複数のビジネスアプリケーションを構成するには、 「.NET の複数ビジネス アプリケーション サポートの構成」を参照してください。

自動ティア生成と割り当てを使用したエージェントの構成

以前のバージョンの .NET エージェントで自動構成を使用した場合は、構成ユーティリティを実行して .NET エージェントを構成します。

  1. .NET エージェント構成ユーティリティを使用してIISアプリケーションのインストルメンテーションを再構成。ティアの生成と割り当ての方法に [自動（Automatic）] を選択。「.NET エージェントの構成」を参照してください。

  2. Windows サービスのインストルメンテーションを手動で構成。「Windows サービスとスタンドアロン アプリケーションの .NET エージェントの構成」を参照してください。

手動ティア生成と割り当てを使用したエージェントの構成

ティアの手動命名と割り当てを使用しているエージェントの場合、インストーラーパッケージは IIS アプリケーションと Windows サービスの構成を config.xml に移行します。

レガシー構成のクリーンアップ

Splunk AppDynamics エージェント構成ユーティリティを起動することで、レガシー構成をクリーンアップできます。ユーティリティが以前のバージョンのエージェント設定を検出すると、クリーンアップのオプションが提供されます。

クリーンアップの手順により、web.configファイルが修正され IIS が再起動します。

  1. Splunk AppDynamics エージェント構成ユーティリティを起動します。

  2. [はい（Yes）] を選択し、古い Splunk AppDynamics 構成をクリーンアップ。

  3. ウィザードに従い続行。
    • ログディレクトリを検証またはアップデートして、書き込み権限を付与。
    • コントローラ接続情報を確認。
    • ティアの手動割り当てを検証または更新。

ユーティリティが次の構成を削除。

    • IIS アプリケーションの web.config ファイルと Windows サーバーの application.config ファイルの Splunk AppDynamics 構成。
    • 環境変数：
      • AppDynamicsAgent_IgnoreCLREnv
      • AppDynamicsAgent_CallGraphOptions
      • AppDynamicsAgent_EnableInProcesses
      • AppDynamicsAgent_DisableAppPools
      • AppDynamicsAgent_Profiler_Classes

モニタリングの再開

IIS とインストゥルメント化された Windows サービスを起動します。