設定に関する注意事項
- [Apply to new Business Transactions] オプションを選択すると、データコレクタを構成後に作成されたビジネストランザクションにコレクタが適用されます。それ以外の場合、データコレクタは後続のデータコレクタ構成ペインで選択したビジネストランザクションのみに適用されます。
- [Class] では、クラス名や実装されているインターフェイス名など、データコレクタがクラスの識別に使用できる一致条件を選択します。クラス名で一致させる場合は、そのアプリケーション プラットフォームに適したクラスの完全修飾名を使用します。たとえば、equalsbフィールド値の形式は次のようになります。
- Java の場合:
com.appdynamics.model.Item - .NET の場合:
Bookstore.Item - PHP の場合:
book
- Java の場合:
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[Is this Method Overloaded]:オーバーロードメソッドの場合は、署名を識別するパラメータを追加します。データをキャプチャするメソッドの形式ごとにデータコレクタ定義を作成する必要があります。たとえば、次の表のオーバーロードメソッドで 2 番目から 2 つの形式のみでデータをキャプチャするには、2 つのデータコレクタを作成する必要があります。構成するパラメータを次に示します。
署名(Signature) 構成するパラメータ getName()- なし
getName(int studentId)- パラメータインデックス 0:java.lang.int
getName(int studentId, string name)- パラメータインデックス 0:java.lang.int
- パラメータインデックス 1:java.lang.String
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特定の条件を満たすようメソッドの選択を調整できます。複数の一致条件を構成する場合、データコレクタをリクエストに適用するには、そのリクエストがすべての一致条件を満たしている必要があります。
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メソッドを特定したら、メソッドの戻り値、引数、呼び出されたオブジェクトの Getter チェーンによりキャプチャされた値など、データをキャプチャするコードポイントを指定します。このコードポイントは、構成設定の [Specify the Data to Collect from this Method Invocation] セクションで構成します。
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HTTP データコレクタは、HTTP パラメータ、リクエスト属性、Cookie などのデータからデータをキャプチャできます。これらのプロパティの名前は正確に一致する必要があります。ワイルドカードはサポートされていません。Content-Length HTTP ヘッダーは、Average Request Size メトリックとして Splunk AppDynamics ですでにキャプチャされていることに注意してください。ただし、このヘッダーのデータコレクタがトランザクション スナップショットに値を表示する構成を選択することもできます。これは、メッセージサイズがパフォーマンスの低下に影響しているかどうかなどの検証に役立ちます。
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複数のデータコレクタを構成できます。複数のデータコレクタの影響は累積的です。たとえば、URL HTTP リクエスト属性の収集を行わないカスタムデータコレクタを追加する場合でも、URL が収集されるように構成されているデフォルトの HTTP リクエストデータコレクタ構成を維持すると、URL は収集されます。