デフォルトのバックエンド自動検出

検出可能なバックエンドは、そのタイプおよび関連するプロパティにより識別されます。指定されたバックエンドの識別に使用されるプロパティの完全なセットは、そのタイプによって異なります。タイプは、標準のバックエンドタイプに対応した組み込みバックエンド検出ルールで定義されます。APM エージェントでインストゥルメント化されていないバックエンドへの exit コールの場合、Splunk AppDynamics はバックエンドプロパティを使用してバックエンドの識別と命名を行います。バックエンドコールが Splunk AppDynamics で同様にインストゥルメント化されたダウンストリーム階層によって処理される場合、識別される指定のバックエンドが常に 1 つのダウンストリーム階層だけで処理されるコールとなるようにしてください。

つまり、たとえばティア A が HTTP コールを localhost:4040 の HTTP ルータ(このコールを URL に従ってティア B またはティア C に転送)に行う場合、カスタムバックエンド命名ルールにはリクエスト URL の十分な数のセグメント(およびホストとポート)を含める必要があります。これには、ティア B 宛のリクエストをティア C と関連付けられたものとは異なるバックエンド プロパティ セットを持つバックエンドと関連付けます。

[ConfigurationInstrumentationBackend Detection ] タブの [Automatic Backend Discovery] リストには、構成可能なバックエンド検出ルールが表示されます。

自動検出ルールは、識別されるバックエンドのタイプにより異なりますが、通常はバックエンドタイプの自動検出の有効化、関連付けの有効化、およびバックエンドの識別および命名に使用されるプロパティに対する設定が含まれます。Splunk AppDynamics はトランザクション相関を使用して、分散された階層間のリクエスト処理を追跡します。特定のタイプのバックエンドは高容量イグジットポイントとして自動検出されます(ターボイグジットポイントと呼ばれることもあります)。これらのバックエンドタイプには、キャッシュサーバー、EhCache、Danga Memcache、Memcached、および Oracle Coherence があります。高容量イグジットポイントの詳細については、「イグジットポイント検出ルール」を参照してください。

イグジットポイントが初めて識別されると、その exit コールはバックエンド検出イベントを生成します。