フローマップのタイプ
これらのフローマップが、データコンテキストに応じてさまざまな情報を示す複数の組み込みダッシュボードに表示されます。
- クロスアプリケーション
- :モニタリングされる環境内のアプリケーション間に発生する exit コールが表示されます。このコールのパターンは、クロスアプリケーション フローと呼ばれます。
- アプリケーション
- :アプリケーション内のトポロジとアクティビティが表示されます。選択した時間範囲について、アプリケーション内のすべてのビジネストランザクションに対するメトリック値が表示されます。
- たとえば、アプリケーション フロー マップには、データベースやリモートサービスに対するコールの 1 分あたりのコール数および平均応答時間、およびビジネストランザクションの 1 分あたりのエラー数が表示されます。これらのメトリックは、すべてのビジネストランザクションにおける特定のティアからデータベースまたはリモートサービスへの全コールに基づきます。
- アプリケーションが、1 つのサービスに対して 1 つのアプリケーションというアーキテクチャにおける複数のアプリケーションのうちの 1 つである場合、ビジネストランザクションはサービスエンドポイントを表すことができます。このようなアプリケーションの場合、フローマップには、他のサービスのエンドポイントを表すアップストリームおよびダウンストリームのビジネストランザクションに対するコールを示す Cross-BT Hovercard が表示されます。
- 階層またはノード
- および :選択した階層またはノードに関連するアプリケーションフローのサブセットに関するすべてのビジネストランザクションにわたってメトリック値が表示されます。
- ビジネストランザクション
- :BT のアクティビティが表示されます。[Start] ラベルは、トランザクションが始まった階層(発生元の階層)を示します。このフローマップは、選択された時間範囲の間に BT のすべての実行に基づいて計算されたメトリックを表します。
- Snapshot
- :トランザクションの特定の実行に固有の単一のスナップショットに関連付けられたメトリックが表示されます。
Splunk AppDynamics では、適切な場合は他のフローマップでクロスアプリケーション フローを表示します。たとえばティアフローマップは、ティアから他のインストゥルメント化されたアプリケーションへの exit コールがあるときの相関性を示します。
コンテキストによって、フローマップが表す意味を決定できます。データベースへのコールの平均応答時間(ART)を考えてみます。
- アプリケーションのコンテキストでは、ART はアプリケーション内で発生した、データベースへのすべてのコールを平均します。アプリケーション フロー マップに、これらのコールの ART が 20 ミリ秒であることが示されているとします。
- BT のコンテキストでは、ART は BT 全体の平均実行時間を表します。同じアプリケーション内の 1 つの BT において、BT が実行されるたびにデータベースが 2 回呼び出されるとします。BT フローマップでは、ART は 2 回のデータベースコールの平均時間を表します。つまり、ART は 40 ミリ秒です。