マシンエージェントのアップグレード
このページでは、マシンエージェントの既存のインストールのアップグレード方法について説明します。この手順はテスト済みであり、マシンエージェント 20.1 以降で有効であることが証明されています。
新規インストールについては、「マシンエージェントのインストール」を参照してください。
アップグレードの実行
- エージェントを更新する前に、(必要に応じて)次の手順を実行します。
- リリースノートで環境に影響を与える変更点を確認します。
<machine_agent_home>ディレクトリを<machine_agent_home_BACKUP>にバックアップします。これにより、必要に応じて以前のインストールに戻すことができます。- エージェントに加えてコントローラもアップグレードする場合、「Enterprise Console を使用するコントローラのアップグレード」の指示に従い、その後、この手順に戻ります。
- マシンエージェントを介して Analytics エージェントを実行することで、ログ分析データを収集している場合は、次の手順を実行します。
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古いウォーターマークファイルを保存して、新しい <analytics-agent-home> にコピーできるようにします。マシンエージェントの場所:
<machine-agent-home>/monitors/analytics-agent/conf/watermarkAnalytics エージェントの場所:<analytics-agent-home>/conf/watermark -
既存のジョブファイルを保存して、新しい <analytics-agent-home> にコピーできるようにします。マシンエージェントの場所:
<machine-agent-home>/monitors/analytics-agent/conf/jobAnalytics エージェントの場所:<analytics-agent-home>/conf/job
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- ダウンロードポータルから、ご使用の OS 環境に適したインストーラをダウンロードします。
<machine_agent_home>から現在実行されている、アップグレードするマシンエージェントのすべてのインスタンスを停止します。「マシンエージェントの起動と停止」を参照してください。- マシンエージェントのインストールを更新します。
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- RPM ベースの Linux インストール:既存のパッケージを更新します。例:
sudo rpm -U <package> - systemd Linux システム(CentOS 7、Ubuntu、新しい Fedora Core システム、新しい OpenSUSE システム、および新しい SUSE Enterprise Linux システムなど)への RPM ベースのインストール。ご使用の Linux インストールで systemd が使用されているかどうか不明の場合、問題を回避するためにクリーンインストールを実行してください。古いパッケージを削除し、新しいパッケージをインストールします。
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その他のすべてのシナリオ:最初に、古いエージェントの
<machine_agent_home>を削除します。ステップ 1 で作成した<machine_agent_home_BACKUP>が保持されていることを確認してください。次に、「マシンエージェントのインストール」の特定のイントールについて説明された「RPM パッケージを使用した Linux へのインストール」に従い、マシンエージェントをインストールします。注: Analytics エージェントをマシンエージェントの拡張機能として実行する場合、古いディレクトリをクリーンアップしないと、または新しい場所を使用しないと、組み込みの Analytics エージェントが起動できない可能性があります。
- RPM ベースの Linux インストール:既存のパッケージを更新します。例:
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<machine_agent_home>/conf/controller-info.xmlでエージェント設定を構成します。「マシンエージェントの設定プロパティ」を参照してください。注:RPM ベースの Linux インストーラは、デフォルトで以前のエージェントの構成設定を保持します。
別のインストーラを使用しており、以前のエージェント設定を維持する必要がある場合、新しいインストールディレクトリに
<machine_agent_home_BACKUP>/conf/controller-info.xmlファイルをコピーします。- 更新されたエージェントを起動する前に、(必要に応じて)次の手順を実行します。
- Windows で更新する場合:既存のディレクトリに新しいマシンエージェントをインストールすると、「
InstallService」と「UninstallService」の 2 つのファイルが表示されることがあります。.vbsファイル(VbScript)を使用して、以前のバージョンから残されていた.cmdファイル(Windows コマンドスクリプト)を削除します。 - エージェントのインストールパッケージに新しい JRE が含まれている場合:マシンエージェント JRE を使用する関連のカスタムスクリプトを更新します。
- アカウントのアカウント管理者ロールを持つすべてのユーザを更新し、必要に応じて、適切な SIM ロール(SIM 管理者および SIM ユーザ)をアカウントの他のユーザに追加します。
- Windows で更新する場合:既存のディレクトリに新しいマシンエージェントをインストールすると、「
- エージェントを起動してエージェントのインストールを確認し、エージェントがコントローラにレポートすることを確認します(「マシンエージェントのインストール」の特定のインストールに関する説明に従います)。