Javaエージェント設定に環境変数を使用する
システムプロパティまたは controller-info.xml を使用してエージェントを構成する代わりに、環境変数を使用できます。環境変数を使用すると、エージェントの ID 設定に JVM 固有の動的環境を使用できます。
環境変数
環境変数でエージェントを構成するには、環境変数の値を設定します。環境変数は、アプリケーション名、ノード名、接続設定など、ほとんどのエージェント設定で存在し、controller-info.xml ファイルで構成できます。
たとえば、エージェントのノード名を環境変数 APPDYNAMICS_AGENT_NODE_NAME を使い設定します。Linux では以下のコマンドを入力します。
export APPDYNAMICS_AGENT_NODE_NAME=node23
それに続きエージェントが起動すると、エージェントはnode23を自身のノード名として使用します。通常、環境変数は JVM の起動ルーチンの一部として設定され、起動時に定義された値が入力されます。
エージェントが使用する環境変数
設定されると、Javaエージェントは以下の環境変数から構成設定を取得します。
| 環境変数 | 同等のプロパティ |
|---|---|
|
APPDYNAMICS_CONTROLLER_HOST_NAME |
<controller-host> |
|
APPDYNAMICS_CONTROLLER_PORT |
<controller-port> |
|
APPDYNAMICS_CONTROLLER_SSL_ENABLED |
<controller-ssl-enabled> |
|
APPDYNAMICS_AGENT_APPLICATION_NAME |
<application-name> |
|
APPDYNAMICS_AGENT_TIER_NAME |
<tier-name> |
|
APPDYNAMICS_AGENT_NODE_NAME |
<node-name> |
|
APPDYNAMICS_AGENT_ACCOUNT_NAME |
<account-name> |
|
APPDYNAMICS_AGENT_ACCOUNT_ACCESS_KEY |
<account-access-key> |
|
APPDYNAMICS_AGENT_UNIQUE_HOST_ID |
ユニークホスト名 |
|
APPDYNAMICS_AGENT_BASE_DIR |
<agent-runtime-dir> |
|
APPDYNAMICS_JAVA_AGENT_REUSE_NODE_NAME |
–Dappdynamics.agent.reuse.nodeName |
|
APPDYNAMICS_JAVA_AGENT_REUSE_NODE_NAME_PREFIX |
–Dappdynamics.agent.reuse.nodeName.prefix |
構成可能なエージェント設定の全てが環境設定で構成できるわけではありません。それらの設定には、「Javaエージェント構成プロパティ」の説明に従い、システムプロパティまたは controller-info.xml を使用する必要があります。