ログファイルのサイズとロールオーバーを構成

トラブルシューティングを容易にするために、エージェントログファイルの長さを制限できます。これを行うには、ログファイルの最大サイズを指定します。ログがそのサイズに達すると、ロールオーバーされます。つまりこのログファイルは圧縮され、次のログデータのバッチを保存するために新しい空のログファイルが生成されます。デフォルトでは、ログファイルの最大サイズは 20 MB で、4 回までロールオーバーできます。Javaエージェントの問題のトラブルシューティングJavaエージェントの問題のトラブルシューティング

log4j2.xmlファイルでログのロールオーバー属性を構成できます。

  1. log4j2.xml で、ロールオーバー属性を構成する ADRRAFAppender 要素を見つけます。
  2. ADRolloverStrategy 要素を変更して、次の属性の値を設定します。
    属性 説明 タイプ
    max ログファイルの最大数。最大ファイル数に達すると、最初のログファイルの次に最も古いログファイルが削除されます。 文字列
    compressionLevel ファイルの圧縮の程度。0が圧縮されていない状態、9が最も圧縮されてる状態を表します。 文字列
    format ログが保存されているファイルフォーマット。オプション:zipgz 文字列
    次の例では、「5」は保持している 1 セット/アペンダタイプあたりのバックアップ付きログファイルの総数です。基本的に、エージェントを再起動するたびに、{number of appenders}ファイルがセットとして作成されます。その後、各ファイルはロールオーバーする前に、最初のファイルと 4 つのバックアップログファイルで構成される合計「5」ファイルまで拡張できます。
    <ADRRAFAppender name="BusinessTransactionsLogger" fileName="BusinessTransactions.log">
    <PatternLayout pattern="[%t] %d{DATE} %5p - %m%n" />
    <SizeBasedTriggeringPolicy size="20 MB" />
    <ADRolloverStrategy max="5", compressionLevel="8", format="zip" />
    </ADRRAFAppender>
  3. SizeBasedTriggeringPolicy 要素を変更して、次の属性の値を設定します。
    属性 説明 タイプ
    size ログがロールオーバーされるまでのログファイルの最大サイズ(MB 単位)。ログは圧縮されるため、ロールオーバー前のサイズはデフォルトでは 20MB です。 文字列