[Resource Performance] ダッシュボードの使用例

[リソースパフォーマンス（Resource Performance）] ダッシュボードには、リソースがブラウザアプリケーションのパフォーマンスにどのように影響するかについての概要が表示されます。

次の表に、リソースパフォーマンスの一般的なトラブルシューティングと分析の使用例を示します。

目標使用例
パフォーマンス低下の問題の検出と解決 セッションのトラブルシューティング
リソース違反の追跡とモニタリング 上位リソース違反の検出
特定のリージョンからリソースのパフォーマンスを表示 リージョン別のリソースの分析
イメージリソースのロードに時間がかかる原因の診断 問題のあるリソースの診断

セッションのリソースのトラブルシューティング

[Sessions] からリソースをトラブルシューティングするには、次の手順に従います。

  1. Sessions に進みます。
  2. 基準を追加し、[Page Experience] を [Very Slow] に設定します。[セッション（Sessions）] ページ
  3. セッションレコードをダブルクリックします。
  4. [Session Summary] で [End User Response Time] が最も長いページを選択します。
  5. [Waterfall] タブで、問題のあるリソースをクリックして [Resource Details] ダイアログを開きます。
  6. [Analyze Resource] をクリックします。リソースの分析
  7. [Resource Performance] > [Resources] にリダイレクトされます。リソースは、ダッシュボードデータのフィルタになります。[リソース（Resources）] タブ
  8. ウィジェットで、地理的な場所やドメインなどのパターンまたは考えられる要因を探します。リソースの問題を診断する方法については、「問題のあるリソースの診断」を参照してください。
    注: ネットワーク接続やブラウザなどの環境要因を除外する場合は、リソースが問題であることを確認するために、リソースがあるページを呼び出す合成ジョブを作成します。

Discover Top Resource Violations

Follow these steps to determine which resource is causing the most performance violations:

  1. Go to the Resource Performance > Violations.
  2. Select the Occurrences column so that number of occurrences is in descending order.
  3. Double-click the top-occurring violation.
  4. You are redirected to the Resources tab with information for the resource in violation.

リージョン別のリソースの分析

リージョンに基づいてリソースを分析およびモニタするには、次の手順を実行します。

  1. [Resources] タブに移動します。
  2. [Add Criteria] ドロップダウンから [Load Time] を選択し、10000（10 秒）より大きい値を指定します。
  3. Apply をクリックします。 読み込み時間
  4. [the save icon] をクリックします。
  5. [Create] ダイアログから、Resources Loading Slower Than 10 Seconds を入力して [OK] をクリックします。 作成ダイアログ
  6. Resource Load Time by Region ウィジェットまでスクロールダウンします。リソースの読み込み時間

問題のあるリソースの診断

次の手順に従って、特定のイメージリソースの読み込みが通常よりも時間がかかる原因を診断します。

  1. [Violations] タブで、リソースをダブルクリックします。データフィルタとして適用されたリソースを含む [Resources] タブにリダイレクトされます。[違反（Violations）] タブ
  2. [Region]、[Cached]、[Compressed]、[Load Time]、[Domain] など、考えられる原因の把握に役立つ条件フィールドを選択します。 [基準（Criteria）] フィールド
    例：リソースがキャッシュまたは圧縮されていることを確認します。
    例：[DNSルックアップ時間（DNS Lookup Time）]、[接続時間（Connection Time）]、[待機時間（Wait Time）]、[リクエスト時間（Request Time）] など、リソースの場所に基づくサーバーに関する問題を示す条件を追加します。
  3. ウィジェット内の原因を示すパターンを探して、次のようなインサイトを提供することができます。
    • 特定のリージョンのリソース読み込み時間の速度
    • リソースを使用する上位ページ
    • 読み込み時間が一定の間隔で低下したことを示す読み込み時間中央値の内訳
    • リソースサイズの増加
    注: ネットワーク接続やブラウザなどの環境要因を除外する場合は、リソースが問題であることを確認するために、リソースがあるページを呼び出す合成ジョブを作成します。