Enterprise Consoleのアップグレード

Enterprise Consoleをアップグレードするには、Enterprise Consoleマシンでアップグレード先のアプリケーションのバージョンに対するインストーラを実行します。インストーラでEnterprise Consoleのインストールが検出され、そのインスタンスがアップグレードされます。

アップグレードについて

Enterprise Console のアップグレードの前に

注:
  • コントローラの MYSQL バージョンが 5.7 バージョン未満の場合は、コントローラの MYSQL を 5.7 バージョンにアップグレードする必要があります。
  • Enterprise Console 23.7.0 は、デフォルトで MYSQL 8.0 バージョンを使用します。
  • Enterprise Console とプラットフォームのアップグレードを開始する前に、アップグレードの順序が正しいことを確認してください。
  • Enterprise Console をアップグレードするユーザーは、Enterprise Console をインストールしたユーザーと同じである必要があります。
  • アップグレードを実行する前に、Enterprise Consoleが実行中であることを確認してください。これにより、データベースルートユーザーパスワードとプラットフォーム管理データベースパスワードを検証します。GUIからのアップグレード時には、パスワードを入力する必要があります。
  • 初回アップグレードの場合、サイレントインストールで使用した同じ応答ファイルを使用する必要があります。「サイレントインストール」を参照してください。
  • 初回のアップグレードか、2回目以降のアップグレードかに関係なく、応答ファイルで関連パスワードを提供する必要があります。

Enterprise Consoleのアップグレード

サイレントインストール

サイレントモードを使用するには、初回インストール時にインストーラで生成された応答ファイルをインストーラに渡します。この応答ファイルは、次の場所にあります。

  • <Enterprise_Console_home_directory>/.install4j/response.varfile

Enterprise Console のアップグレード

下記の手順は、LinuxおよびWindowsにおけるEnterprise Consoleのアップグレード方法を説明するものです。Enterprise ConsoleインストーラをGUIモード、コンソールモード、またはサイレントモードで使用し、アップグレードを実行します。

注: MySQL バージョン 5.0 またはそのメジャーリリースを使用している場合、Enterprise Controller のバージョン 25.7.0 へのアップグレードは、通常のアップグレードよりも時間がかかる場合があります。

GUI モード

より新しいバージョンの Enterprise Console を利用できる場合、ダウンロードポータルから最新バージョンをダウンロードおよびインストールし、アップグレードプロセスを開始できます。

開始する前に、対象システムに適したEnterprise Consoleインストーラバージョンを取得します。ダウンロードポータルからインストーラを取得できます。準備ができたら、次の手順に従ってEnterprise Consoleをインストールします。

  1. インストールファイルをダウンロードしたディレクトリに移動します。
  2. 以下のコマンドを実行します:
    Linux
    ./platform-setup-64bit-linux.sh
    注: インストーラは、非ルートとルートのいずれかとして実行できます。
    Windows
    platform-setup-64bit-windows.exe
    ヒント: exe を右クリックし、[Run as Administrator] を選択することが推奨されます。
  3. GUIが起動した後、GUIを使用してインストールを完了します。Linuxでは、インストールウィザードの手順に従ってコンソールのインストールを完了することもできます。
    注: AWSにEnterprise Consoleをインストールする場合、プロンプトが表示されたら、Enterprise Consoleホスト名の公開DNSを使用します。

サイレント モード

サイレントモードを使用するには、初回インストール時にインストーラで生成された応答ファイルをインストーラに渡します。この応答ファイルは、次の場所にあります。

<Enterprise_Console_home_directory>/.install4j/response.varfile

インストーラで最初に構成されている設定(接続ポート番号、テナンシーモード、データディレクトリなど)を変更した場合、アップグレードを開始する前に、応答ファイルでも同じ変更を行います。

また、ファイルに既存のパスワードを追加する必要もあります。

platformAdmin.databasePassword= ENTER_PASSWORD
platformAdmin.databaseRootPassword= ENTER_PASSWORD
platformAdmin.adminPassword= ENTER_PASSWORD

この処理を実行しないと、インストーラでパスワードを追加するよう指示されます。

Enterprise Console のアップグレードの後に

Enterprise Console をアップグレードした後、ブラウザから Enterprise Console に正常にログインするには、まずブラウザのキャッシュをクリアする必要があります。