モニタリングデータベースのエージェント設定の構成

このページでは、データベースモニタリングに使用されるさまざまなエージェントプロパティに関する情報を示します。基本的なエージェントのプロパティの設定については、 「データベースエージェントの設定プロパティ」を参照してください。

<db_agent_home>/conf ディレクトリにある controller-info.xml ファイルを使用して、次のプロパティを更新できます。

次の表には、プロパティの目的に合わせて、特定のデータベースまたはすべてのデータベースに使用できるプロパティ名が含まれています。

リレーショナルデータベースをモニタリングするためのエージェントプロパティ

プロパティ名データベース目的デフォルト値
dbagent.disable.sybase.ase.system.monitoring Sybase

このプロパティで、エージェントが Sybase を無効にする必要があるかどうかを指定します。Sybase をモニタするために他のツールをすでに使用している場合は、データベースの可視性を使用した Sybase モニタリングを無効にすることができます。Sybase 権限の構成の詳細については、Sybase データベースの権限を参照してください。

エージェントが dbagent.disable.sybase.ase.system.monitoring フラグを使用して実行されている場合、データベースの可視性によって Sybase データベースの sp_sysmon の実行が停止されます。その結果、次のメトリックで信頼性の高いデータが表示されない場合があります。

  • 1 分あたりのコール数(KPI)
  • メトリックブラウザの [Server Statistic] 下にあるすべてのメトリック
  • Sybase ダッシュボードのロード値
false
dbagent.sampling.interval

すべてのリレーショナルデータベース

注: このプロパティは、MongoDB および Couchbase に使用できます。
これは、クエリがサンプリングされる間隔です。間隔には、1 秒、2 秒、5 秒、10 秒、20 秒、または 30 秒を指定できます。たとえば、プロパティ値を 2 に設定した場合、[]は、2 の倍数で 2 秒、4 秒、6 秒のように表示されます。1
dbagent.postgresql.database.size.fetch.timeout.in.hrs PostgreSQLPostgres SQL コレクタごとにデータベースサイズの統計を収集する頻度を指定します。このプロパティは、多数のオブジェクトを含む Postgres SQL データベースをモニターする環境に必要です。このプロパティの値が 1 未満の場合、コレクタはサイズメトリックの値を取得しません。1

Cassandra をモニタリングするエージェントプロパティ

プロパティ名 目的 デフォルト値
dbagent.cassandra.sampling.interval.seconds クエリがサンプリングされる間隔。サンプリング間隔(1 ~ 60)に応じて、サンプリングしきい値が設定されます(300 ~ 1000 ミリ秒)。 10
dbagent.cassandra.max.query.execution.time.seconds クエリの最大実行時間。この期間を超えて実行されるクエリはサンプリングされません。 300
dbagent.cassandra.query.sampling.limit 単一のサンプリング期間でサンプリングされるクエリの最大数。この値が 0 の場合、クエリのサンプリングは無効になります。 100,000
dbagent.cassandra.dse.skip.slow.query.table.for.sampling サンプリングを DSE Cassandra の node_slow_log table ではなくクエリトレースから使用するかどうかを決定します。 false
dbagent.cassandra.apache.sampling.threshold.in.milliseconds Apache Cassandra のサンプリングしきい値を定義します。つまり、このしきい値を超えて実行するクエリは、データベースエージェントによってサンプリングされます。
注: このプロパティで、固定サンプリングしきい値を設定します。サンプリング間隔に基づいて動的サンプリングしきい値を使用するには、このプロパティに負の値を設定します。
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