コントローラテナンシーモードについて
ほとんどのインストール環境では、コントローラはシングルテナントモードで動作します。マルチテナントモードでは、コントローラUIのコンテキストが個別のアカウントに分割されます。各アカウントにはそれ自体のユーザーセット、それにレポートするエージェント、およびアプリケーションモニタリング構成が含まれています。
テナントモードはインストール時に選択します。後からテナントモードをシングルテナントモードからマルチテナントモードに切り替えることができます。マルチテナントモードからシングルテナントモードに切り替えることはできません。
シングルテナントのコントローラはほとんどのインストールに適性があります。非常に大きなインストールまたは大きく異なるユーザーグループを持つインストールの場合のみ、マルチテナントが必要になる場合があります。
モード間の違いの概要は、次のとおりです。
- マルチテナントモードの場合:
- アカウントコントローラで複数のアカウント(テナント)を作成できる。
- 各アカウントが独自のユーザーとアプリケーションを持つ。
- コントローラのログインページに、ユーザーがログインするためのアカウントを選択する必要のある追加のフィールドがある。
- 基本的に、マルチテナントモードでは論理的かつ安全な方法でユーザーを分割し、アプリケーションデータへのアクセスを可能にする。
- シングルテナントモードの場合:
- コントローラシステムにあるアカウント(テナント)は 1 つのみである。
- すべてのユーザーとアプリケーションは、この単一の組み込みアカウントの一部であるため、このモードではすべてのユーザーがモニタリング対象の全アプリケーションにアクセスできる。
- アカウントはコントローラUIでユーザーに公開されない。シングルテナントモードでは、ログインページのアカウントフィールドが省略されている。
- ほとんどのインストールでシングルテナントモードを使用する。
詳細は「マルチテナント コントローラ アカウント」を参照してください。