マルチノードのイベントサービスクラスターのアップグレード(Linux の場合)

このページでは、主に Linux マシン上のスケールアウト済みのイベントサービスを Enterprise Console を使用してアップグレードする方法について説明します。
注: Enterprise Console を使用したイベントサービス 23.2.0 へのアップグレードは、Enterprise Console 23.1.1 ディストリビューションではサポートされていません。イベントサービスの新規導入のみがサポートされています。

GUIを使用したイベントサービスのアップグレード

適用可能なイベント サービス アップグレードがある場合、GUI の [Custom Install] ページか [Events Service] ページでアップグレードプロセスを開始できます。

注:

Enterprise Consoleがイベントサービスを自動的に停止するため、アップグレードする前にユーザーがイベントサービスを停止する必要はありません。

Enterprise Console の既存のプラットフォームですでにイベント サービス クラスタ ノードを管理している場合は、この手順を使用してイベントサービスをアップグレードする必要があります。

イベントサービスをアップグレードした後に、EUMサーバーがデプロイの一部である場合はEUMサーバーをアップグレードします。その後にコントローラをアップグレードします。

イベントサービスを前のバージョンから最新バージョンにアップグレードするには、イベントサービスのアップグレード機能を使用します。

  1. 開始する前に、Enterprise Console の前提条件を満たしていることを確認します。
  2. Enterprise Console を最新のバージョンにアップグレードします。
  3. ブラウザを開き、GUI に移動します。
    http(s)://<hostname>:<port>
    

    デフォルトポートは9191です。

  4. プラットフォームの [Events Service] ページに移動します。
  5. アップグレードするイベントサービスホストを選択します。
  6. [Upgrade Events Service] をクリックします。
  7. ドロップダウンリストから、利用可能な対象バージョンを選択します。
    注:

    この一覧には、Enterprise Consoleで認識されるバージョンが含まれています。すなわち、Enterprise Consoleインストーラがこれらのバージョンに対して実行されていれば、イベントサービスを中間バージョンまたは最新バージョンにインストールできます。

  8. アップグレードを確定します。

CLIを使用したイベントサービスのアップグレード

適用可能なイベント サービス アップグレードがある場合、アプリケーション CLI を使用してアップグレードプロセスを開始できます。
注: Enterprise Consoleがイベントサービスを自動的に停止するため、アップグレードする前にユーザーがイベントサービスを停止する必要はありません。

イベントサービスをアップグレードした後に、EUMサーバーがデプロイの一部である場合はEUMサーバーをアップグレードします。その後にコントローラをアップグレードします。

前のバージョンから最新バージョンへのアップグレードは、Enterprise Console の [Events Service] ページから、または以下のコマンドを使用して実行できます。

  1. 最新バージョンに Enterprise Console をアップグレードします。
  2. <Enterprise Console home directory>/platform-admin ディレクトリに移動します。
  3. 最後のセッションから1日以上経った場合には、以下のコマンドを使用してログインする必要があります。
    bin/platform-admin.sh login --user-name <admin_username> --password <admin_password>
  4. 次のコマンドを使用して、イベントサービスノードにアップグレードを適用します。
    bin/platform-admin.sh submit-job --service events-service --job upgrade --platform-name <name_of_the_platform>
    

    アップグレードが失敗した場合は、引数として useCheckpoint=true フラグを --args の後に渡すことで、アップグレードを再開できます。