PHPエージェント用共有プロキシの使用

複数のエージェントを実行している場合、デフォルトでは、各エージェントがコントローラと通信するために独自のJavaプロキシを自動的に起動します。

ただし、同じマシンで複数の を実行している場合は、エージェントが単一の共有プロキシまたはマルチテナントプロキシに報告するように設定することでオーバーヘッドを削減することができます。この場合、そのプロキシの手動での起動が必要になります。

単一のプロキシに報告できるノード数は、プロキシに与えられるヒープサイズにより制限されます。多数のエージェントが単一のプロキシに報告している場合は、runproxy スクリプトの maxHeapSize と maxPermSize の設定を調整する必要があります。

マルチテナントプロキシの設定

  1. プロキシを手動で起動するため、各エージェントを構成します。
    これを行うには、各エージェントの PHP 構成ファイル（セットアップに応じて php.ini または appdynamics_agent.ini）で、agent.auto_launch_proxy 値を 0 に設定します。
  2. プロキシを共有するすべてのエージェントに対して単一のプロキシ制御ディレクトリを構成してください。
    これらはすべて同じマシン上にある必要があります。これを行うには、各エージェントの PHP 構成ファイルで、agent.proxy_ctrl_dir を同じプロキシ制御ディレクトリに設定します。このディレクトリの権限は、Apacheを実行するプロセスが読み取りと実行を行い、プロキシを実行するプロセスが書き込みを行えるように設定します。
  3. エージェントを起動する前に、プロキシを手動で起動し、手順 2 で設定したプロキシ制御ディレクトリを proxyCommunicationDir 引数として runProxy スクリプトに渡します。
    runProxy の実行については、「Splunk AppDynamics」を参照してください。 では、システム起動時にプロキシを起動することを推奨しています。
  4. マルチテナントプロキシに報告する各エージェントが固有の app_name/node_name 組み合わせで構成されていることを確認します。
    app_name および node_name は、エージェント インストール スクリプトの引数です。