サービスエンドポイントの制限

サービスエンドポイントにより、システムオーバーヘッドが少し増えます。エージェントは1つのサービスエンドポイントに対し約3つのメトリックをキャプチャするため、各サービスエンドポイントのモニタリングで追加のメトリックトラフィックが発生します。

サービスエンドポイントが無限に増加しないよう、コントローラとエージェントの構成には次の制限が適用されます。

エレメント Limit 詳細
アプリケーション エージェント エントリポイントの種類ごとに25個のサービスエンドポイント アプリケーション エージェントのノードプロパティ参照資料」の max-service-end-points-per-entry-point-type を参照してください。
Java エージェント 40個の非同期ワーカースレッドサービスエンドポイント

アプリケーション エージェントのノードプロパティ参照資料」の max-service-end-points-per-async-type を参照してください。

ノード 100個のサービスエンドポイント アプリケーション エージェントのノードプロパティ参照資料」の max-service-end-points-per-node を参照してください。
コントローラアカウント 4000個のサービスエンドポイント オンプレミスのコントローラの場合、管理コンソールの sep.ADD.registration.limit 構成プロパティを使用して上限を設定できます。
実行スレッド 1個のサービスエンドポイント アプリケーション エージェントのノードプロパティ参照資料」の max-service-end-points-per-thread を参照してください。

サービス端末制限のカスタムイベント

このプロパティを設定すると、コントローラのサービス端末制限が 100% に達する前にカスタムイベントが生成され、可視性が失われなくなります。これによって ServiceEndpointEventManager が導入され、アカウントの総サービス端末上限が指定されたパーセンテージに達すると、appdynamics.sep.limit.breached という名前のカスタムイベントがディスパッチされます。このプロパティは、コントローラレベルまたはアカウントレベルのいずれかで設定できます。アラートを受け取るには、このイベントで長時間実行されているアプリケーションのポリシーを作成してください。ロール ポリシーの作成方法については、「ロール ポリシーの設定」を参照してください。

アカウントまたはコントローラのプロパティ:sep.account.limit.event.trigger.percentage

Type: Integer

可能な値:1 ~ 99

優先順位:アカウントレベルのプロパティがコントローラレベルのプロパティよりも優先されます。

イベントタイプ:CUSTOM

イベント名:appdynamics.sep.limit.breached