エラーを重大な障害として扱う

エラーが発生したイベントを重大な障害として扱うことができます。

これにより、イベントがコンプライアンスターゲットを満たしている一方で、ユーザーエクスペリエンスのステータスがエラーであるインスタンスを特定できます。

たとえば、コンプライアンスターゲットとして 2000 ミリ秒未満の応答時間を定義した場合、エラーが原因でイベントが早期に終了した場合でも、応答時間が 100 ミリ秒のイベントはコンプライアンスターゲットを満たします。この場合、このパフォーマンスを [Normal] として報告する XLM は誤検出と見なすことができます。

Treat Errors as Critical Failures を有効にすると、XLM はこのようなインスタンスを検出します。ご使用のアプリケーションに対してこのオプションが適しているかどうかは、ユーザー自身が判断します。

Treat Errors as Critical Failures は、次の表に示すように、ユーザーエクスペリエンスまたは同様のフィールドを含むイベントタイプでのみサポートされます。

イベントタイプエクスペリエンスフィールド
トランザクションイベント userExperience
ブラウザレコード pageexperience
モバイルスナップショット(ネットワーク要求) networkrequestexperience
ブラウザセッション pageexperience
モバイルセッション networkrequest.networkrequestexperience