コンフィギュレーションの概要
XLM UI で、[Properties]、[Compliance Target Settings]、およびオプションの [Exclusion Periods] を設定します。
- Properties では、測定するイベントのタイプと適用するフィルタを指定します。
- Compliance Target Settings では、以下を使用して XLM でレポートするパフォーマンス基準を指定します。
- プロパティのパフォーマンスの目的レベルを定義する Compliance Target
- コンプライアンスターゲットのパーセンテージとして Normal、Warning、および Critical パフォーマンスを定義する Daily Target Thresholds
- 一見正常なパフォーマンスしきい値によってエラーが隠蔽される傾向があるアプリケーションに役立つオプション Treat Errors as Critical
- Compliance Target Settings では、以下を使用して XLM レポートを時間という観点から構造化する方法も指定します。
- Start Date:コンプライアンスの計算を開始する日付
- Compliance Period、これは
- レポート期間と見なすことができます。
- 毎週または毎月にすることができます。SLA 要件に従って、いずれかを選択します。
- 任意の Time Zone
- [Exclusion Periods] は、アップグレード、メンテナンス、または週末や祝日に関連する使用パターンによって発生するパフォーマンスの逸脱を考慮するのに役立ちます。
電子小売業者の場合どのようになるか次に例を示します。
- プロパティには、イベントタイプとして Transactions があり、関連するアプリケーションの Add to Cart ビジネストランザクションを除くすべてを除外するようにフィルタ処理されています。
- コンプライアンスターゲットは Response Time (ms) で、100 に設定されています。
- 日次ターゲットしきい値の値は、Normal では 95% ~ 100%、Warning では 90% ~ 95%、Critical では 0% ~ 90% です。
- コンプライアンス期間は Weekly です。
- タイムゾーンは、架空の電子小売業者の顧客がいるアムステルダムの GMT+02:00 です。
このように設定すると、Add to Cart ビジネストランザクションが、時間の 95% を超えていて、100 ミリ秒以内に完了した場合に、XLM は各週のレポート期間についてパフォーマンスが [正常(Normal)] であるとレポートします。
期間において、Add to Cart のパフォーマンスがターゲット時間の 95% 以下で 90% を上回る場合、パフォーマンスは [警告(Warning)] レベルです。
期間において、パフォーマンスがターゲット時間の 90% 以下を満たす場合、パフォーマンスは [重大Critical] です。
この例の設定を次に示します。