イグジットポイントの分割とグループ化

イグジットポイントを分割することで、動的アプリケーション値を使用してイグジットポイントを識別できます。具体的には、メソッドパラメータ、メソッドの戻り値、または識別されたメソッドの呼び出されたオブジェクトに指定されたGetterチェーンが返す値のいずれかを使用できます。イグジットポイント分割の構成に使用する構成設定は、データコレクタで使用するものと同じです。設定 UI の使用方法については、「データコレクタ」を参照してください。

イグジットポイント分割を使用する場合の簡単な例は、キャッシュ イグジット ポイントです。この例では、キャッシュに書き込むためのメソッドを識別するイグジットポイントの分割を構成するとします。このメソッドがキャッシュに書き込むオブジェクトでは、現在のキャッシュ名を取得するメソッド、getCacheName() が使用できます。このメソッドに(呼び出されたオブジェクトの getter チェーンとして)分割を構成すると、イグジットポイントをキャッシュノードの名前を使用して命名できます。これは動的に決定されます。

分割により、イグジットポイントをグループ化することもできます。上記の例に示すように NamedCache.entrySet() のイグジットポイントにより別のイグジットポイントを作成したとします。このイグジットポイントは、同じクラス(NamedCache)で getAll() メソッドを使用します。また、呼び出されたオブジェクトの getCacheName() メソッドを使用する分割構成もあります。

getAll() および entrySet() メソッドが呼び出されたときに getCacheName() getter チェーンが同じキャッシュ名を指す場合、これらは同じバックエンドへのコールとして表示されます。