Javaエージェントの構成

注: 構成ファイルには、アクセスキー、HTTP 認証の詳細、プロキシ設定、OAuth ログイン情報などの機密情報が含まれていることがよくあります。セキュリティを確保するには、これらのファイルへのアクセスを必要なユーザーに制限します。構成ディレクトリの所有権を JVM 所有者に割り当て、次のコマンドを実行して構成ファイルに厳格な権限を適用します。
chmod -R 700 <agent_home>/<version_number>/conf

コントローラのエージェント ダウンロード ウィザードからエージェントをダウンロードした場合、エージェントがすでに構成されているので次のセクションに移ることができます。

手動で設定を構成するには(またはウィザード設定を確認するには)

  1. バージョン管理された構成ファイル:。
    <agent_home>/<version_number>/conf/controller-info.xml
    バージョン管理された構成ファイルの編集。controller-info.xml は構成設定を提供するために利用可能なアプローチの 1 つ。Javaエージェント構成プロパティJavaエージェント構成プロパティ
  2. コントローラへの接続設定の修正: 
    • controller-host:コントローラの IP アドレスまたはホスト名に設定します。エージェントがプロキシを通して接続する必要がある場合は、「Javaエージェント構成プロパティ」の「コントローラ用プロキシプロパティ」を参照。
    • controller-port:コントローラのプライマリ Listening ポート番号に設定します。デフォルト:
      • SaaSコントローラの場合、HTTPに80またはHTTPSに443を使用

      • オンプレミスコントローラの場合、HTTP には 8090、HTTPS には 8181 を使用します。

  3. controller-ssl-enabled の値を true に設定することで、SSL(HTTPS)でコントローラに接続するようエージェントに指示します。
    Java エージェント用 SSL の有効化」を参照してください。
  4. 次の設定を使用して、Splunk AppDynamics アプリケーションモデルにおいて監視される JVM が属するビジネスアプリケーション、ティア、ノードを識別。
    • application-name
    • tier-name
    • node-name
    Splunk AppDynamics Pro のセルフサービストライアル版では、エージェントはデフォルトの命名スキームを使用。「Java エージェント」を参照。次のプロパティを追加することで、Splunk AppDynamics Pro の標準版で自動命名を使用することができます。<auto-naming>true</auto-naming>
  5. エージェントがSaaSコントローラまたはその他のマルチテナントコントローラと接続する場合は、アカウント名を構成。
    すべてのコントローラについて、アカウントアクセスキーを構成。
    Javaエージェント構成プロパティ」を参照し、ご使用の環境で要求される追加のプロパティを構成。
    • account-name
    • account-access-key
    コントローラを獲得すると、Splunk AppDynamics チームからのウェルカム電子メールでこの情報が届く。マルチテナントのオンプレミスコントローラの場合は、<controller_home>/initial_account_access_info.txt にこの情報があります。
次に、controller-info.xml を示します。
<controller-info>
    <controller-host>192.168.1.20</controller-host>
    <controller-port>8090</controller-port>
    <application-name>ACMEOnline</application-name>
    <tier-name>InventoryTier</tier-name>
    <node-name>Inventory1</node-name>
</controller-info>