コントローラの高可用性
高可用性(HA)コントローラのデプロイにより、サーバーまたはネットワークの障害、管理のダウンタイム、またその他の中断によって引き起こる中断を最小限に抑えることができます。HA デプロイは 2 つのコントローラで構成され、1 つはプライマリ、もう 1 つはセカンダリの役割を果たします。
Enterprise Console により、Linux システムでの高可用性デプロイに関連する構成および管理タスクが自動化されます。コントローラ HA ペアは、Windows Enterprise Console マシンでは利用できません。
基本的には、コントローラの高可用性を設定するため、プライマリコントローラとセカンダリコントローラの MySQL インスタンス間でマルチマスター レプリケーションを構成することになります。
注意すべき重要な運用上のポイントは、両方のコントローラのデータベースを実行する必要がある一方で、両方のコントローラ アプリケーション サーバーが同時にアクティブ(ネットワークにより実行されアクセス可能である)であってはならないことです。同様に、コントローラペアのロードバランサで構成するトラフィック分散ポリシーは、一度に1つのコントローラにのみトラフィックを送信する必要があります(ロードバランサでラウンドロビンまたは類似のルーティング配信ポリシーを使用しない)。