クロスドメインセッション相関

デフォルトでは、ブラウザ RUM セッションは 1 つのドメインに制限されます。したがって、エンドユーザが別のドメインやサブドメイン内のページに移動すると、そのユーザのセッションは終了します。ただし、ブラウザ RUM を構成すると、サブドメイン間でセッションを続行できるようになります。したがって、エンドユーザーが http://example1.com/ から http://example2.com/ に移動すると、構成されているセッションの非アクティブ時間が期限切れになっていない限り、セッションは続行されます。

複数ドメイン間でのセッションの相関方法

ドメイン間でセッションを相互に関連付けするには、各ページで HTTPS を使用して同じ URL からファイル adrum-xd.html をロードする必要があります。ページが Splunk AppDynamics CDN からファイル adrum-ext.jsadrum-xd.html ファイルを取得する場合(共有ホスティングを使用する場合も同様)、ページは Splunk AppDynamics CDN からファイル adrum-xd.html を取得するので、セッションは自動的にドメイン間で関連付けられます。

JavaScript エージェントファイルを自己ホスティングするには、HTTPS を使用して同じ URL から adrum-ext.js ファイルをロードするように JavaScript エージェントを構成する必要があります。adrum-xd.html ファイルは、adrum-ext.js ファイルの場所から処理されます。2 つの使用例の構成手順については、以下のセクションを参照してください。

複数ドメインでのセッション相関の構成

Splunk AppDynamics CDN/共有ホスティング

Splunk AppDynamics CDN または共有ホスティングを使用する場合は、JavaScript エージェント構成でクロスドメインセッション相関を有効にし、HTTPS を使用して adrum-ext.js ファイルを呼び出す必要があります。したがって、JavaScript エージェント構成で、次の行があることを確認してください。

...
...
config.adrumExtUrlHttps = 'https://cdn.appdynamics.com';;
config.xd = {enable : true};
...
...

自己ホスティング

自己ホスティングを使用する場合は、JavaScript エージェント構成でクロスドメインセッション相関を有効にし、HTTPS を使用して同じ URL から adrum-ext.js ファイルを呼び出す必要があります。したがって、JavaScript エージェント構成に、次の行があり、adrumExtUrlHttps の値がクロスドメインセッション相関が必要なすべてのページで同じになっていることを確認します。

...
// HTTPS is needed to fetch adrum-xd.html.
config.adrumExtUrlHttps = 'https://<your-adrum.ext-host>';
// This config enables cross-domain session correlation.
 config.xd = {enable : true};
...