デモEUMサーバーのインストール

インストーラは3つのモードのいずれかで実行できます。GUIおよびサイレントインストールの方法を以下で説明します。インストーラをインタラクティブなコンソールモードで始めるには、-c スイッチを使用してインストーラを起動します。コンソールモードは、後述するGUIインストーラ画面に表示されるのと同等の情報を入力するよう求めます。

また、応答ファイルを使ってインストーラを起動(無人インストール)することもできます。「サイレントインストーラを使用したインストール作業」を参照してください。

デモインストールについて

このモードはデモンストレーションおよびライトテストのみを目的としています。イベントサービスを使用している場合は、別のホスト上に存在する必要があります。

オンプレミスコントローラをまだ導入していない場合は、「カスタムインストール」の説明に従ってインストールします。

インストール要件

Demo環境をインストールするには、以下の作業を行う必要があります。

  • コントローラインスタンスを同じホストマシンでインストールし実行した後で、EUMサーバーのインストールを開始します。
  • コントローラをインストールした際と同じユーザーアカウントを使用するか、またはコントローラのhomeディレクトリに対して読み取り、書き取りおよび実行権限を持つアカウントを使用して、EUMサーバーをインストールします。

GUIインストーラでのインストール

  1. 以下のようにして、インストーラを起動します。
    • Linuxの場合:

      1. コマンドプロンプトから EUM サーバーインストーラをダウンロードしたディレクトリに移動します。
      2. 以下のように、ダウンロードしたインストーラスクリプトの権限を実行可能に変更します。
        chmod 775 euem-64bit-linux-4.5.x.x.sh
      3. 以下のようにスクリプトを実行します。
        ./euem-64bit-linux-4.5.x.x.sh
    • Windowsの場合:

      1. 管理者特権でコマンドプロンプトを開き(管理者として実行)、EUM サーバーインストーラをダウンロードしたディレクトリに移動します。
      2. インストーラを実行。

        euem-64bit-windows-4.5.x.x.exe
  2. [Welcome] 画面で [Next] をクリックします。[License Agreement] ページが表示されます。
  3. 使用許諾契約の最後までスクロールし、これに同意します。次に [Next] をクリックして先に進みます。
  4. サーバーのインストール先ディレクトリを選択し、[Next] をクリックします。
  5. インストールモードとして [Demo] を選択します。このモードでは、インストーラは現在のホストのコントローラおよび異なるホストのイベントサービスを検索します。その後、コントローラと同じホストに EUM サーバーをインストールします。[次へ(Next)] をクリックします。EUM デモのセットアップ
  6. [Database Setup] ダイアログボックスで、以下のようにします。
    1. [Root User Password] フィールドにパスワードを入力します。
    2. [eum_user] 用データベースユーザーアカウントのパスワードを入力し、確認のためもう一度入力します。
  7. End User Monitoringサーバーのセットアップ画面で以下のようにします。
    1. コントローラがEUMサーバーとの接続に使用する、EUMサーバーのHTTP用またはHTTPS用のリスニングポート(デフォルトのHTTP用ポートは7001、HTTPS用ポートは7002)を入力します。
    2. [Key Store Password] に新しいパスワードを入力して確認します。
    EUM サーバーのセットアップ
    注: ユーザー名とパスワードにはASCII文字を使用します。また、パスワードには「^」、「/」、「$」を使用できません。
    ここに示したポートは、EUM エージェントがビーコンを送信する場所であるとともに、コントローラが処理済みのビーコンデータをフェッチする場所でもあることに注意してください。Next をクリックし、 Finish をクリックします。

インストール後のタスク

EUMサーバーをインストールした後、さらに3つのインストール後タスクを実行する必要があります。

  • EUM ライセンスの設定。
  • eum.properties ファイルでイベントサービスプロパティを構成します(オプション)。

  • 次の手順で EUM サーバーと Splunk AppDynamics コントローラを接続します。

EUMライセンスの設定

EUMライセンスを設定するには、以下のようにします。

Linux

  1. EUM サーバーにログインします。
  2. ライセンスをプロビジョニングするスクリプトが保存されているディレクトリに変更します。$> cd $EUM_HOME/eum-processor
  3. EUM サーバーで次のコマンドを実行して、各ライセンスをプロビジョニングします。コマンド 1 回につき、1 つのライセンスがプロビジョニングされます。$> ./bin/provision-license <PATH_TO_EUM_LICENSE>
注:

このコマンドは $EUM_HOME/eum-processor ディレクトリで実行する必要があります。それ以外のディレクトリで実行した場合、コマンドは失敗します。

Windows

  1. EUM サーバーにログインします。
  2. ライセンスをプロビジョニングするスクリプトが保存されているディレクトリに変更します。$> cd $EUM_HOME\eum-processor
  3. EUM サーバーで次のコマンドを実行して、各ライセンスをプロビジョニングします。コマンド 1 回につき、1 つのライセンスがプロビジョニングされます。$> .\bin\provision-license.bat <PATH_TO_EUM_LICENSE>
注: このコマンドは $EUM_HOME\eum-processor ディレクトリで実行する必要があります。それ以外のディレクトリで実行した場合、コマンドは失敗します。

Configure the Events Service Properties

For the demo installation, Events Services configuration is not required for the EUM Server to start.

To configure the Events Service properties in the eum.properties file:

  1. Navigate to and start your Controller.
  2. Using the CLI, navigate to the bin directory.
  3. Open the eum.properties file for editing.
  4. In the eum.properties file, enter the following values:
    1. analytics.enabled=true
    2. analytics.serverHost=<hostname> , where <hostname> is the host where the event service is running.
    3. analytics.accountAccessKey=<eum_key> , where <eum_key> is the Events Service key that appears as the appdynamics.es.eum.key value in the Administration Console:Events Service KeyThe configuration should appear similar to the following example:Example configuration
  5. After updating the eum.properties file, restart the EUM Server.

EUM サーバーと Splunk AppDynamics コントローラとの接続

EUM サーバーを Splunk AppDynamics コントローラに接続するには、次のようにします。

  1. 管理コンソールにログインします。
  2. コントローラの以下のプロパティを設定します。
    1. eum.cloud.host: http://localhost:7001:コントローラが EUM のメトリックをポーリングする場所を示します。
    2. eum.beacon.host: eum-host-name:7001:HTTP プロトコルを介したページリクエストに対してどこにビーコンが送信されるかを示します。
    3. eum.beacon.https.host: https://eum-host-name:7002:HTTPS プロトコルを介したページリクエストに対してどこにビーコンが送信されるかを示します。
    4. eum.mobile.screenshot.host: eum-host-name:7001:コントローラがモバイルスクリーンショットを検索する場所を示します。

サイレントインストーラを使用したインストール作業

GUIモードでインストーラを使用する代わりに、サイレントインストーラを使用して無人インストールを実行することができます。サイレントインストーラは応答ファイルを初期構成設定用のソースとして使用します。これはインストール作業のスクリプト化や大規模なデプロイを実行する際に有用です。

Demoのインストール作業で応答ファイルを使用する場合は、以下のようにします。

  1. EUM インストーラを実行するマシン上に response.varfile という名前のファイルを作成します。このファイルには、以下の内容が含まれます。
    sys.adminRights$Boolean=false
    sys.languageId=en
    sys.installationDir=/AppDynamics/EUM
    euem.InstallationMode=demo
    euem.Host=controller
    euem.initialHeapXms=1024
    euem.maximumHeapXmx=4096
    euem.httpPort=7001
    euem.httpsPort=7002
    mysql.databasePort=3388
    mysql.databaseRootUser=root
    mysql.dbHostName=localhost
    mysql.dataDir=/usr/local/AppDynamics/EUM/data
    mysql.rootUserPassword=singcontroller
    mysql.rootUserPasswordReEnter=singcontroller
    eumDatabasePassword=secret
    eumDatabaseReEnterPassword=secret
    keyStorePassword=secret
    keyStorePasswordReEnter=secret
    eventsService.isEnabled$Boolean=true
    eventsService.serverScheme=http
    eventsService.host=eventsservice_host
    eventsService.port=9080
    eventsService.APIKey=1a234567-1234-1234-4567-ab123456
  2. インストールパラメータの値をご使用の環境および要件に応じて変更します。特に、ディレクトリパスとパスワードがご使用の環境と一致することを確認します。
  3. 次のコマンドを使用してインストーラを実行します。
    ./euem-64bit-linux-4.5.x.x.sh -q -varfile response.varfile

    Windows の場合、以下を使用します。

    euem-64bit-windows-4.5.x.x.exe -q -varfile response.varfile