サービスアベイラビリティのモニタリング
サービス可用性のモニタリングにアクセスするには、[Home ] > [Servers] > [Service Availability](左ナビゲーションメニュー)の順に選択します。
サーバの可視性のサービス可用性のモニタリング機能を使用すると、内部または外部の HTTP および HTTPS サービスをモニタできます。コントローラ UI からサービスモニタリングを設定します。サービスのモニタリングを設定した後、サービス可用性のモニタリングによりサービスが評価されます。
- エージェントは、指定された違反ルールに基づいて各応答を評価し、各応答に failed(ルール違反)または successful(違反なし)のフラグを付けます。
- サービスモニタは、評価された応答のローリングバッファを維持します。このバッファには、設定可能なウィンドウサイズ(評価された応答の数)、成功しきい値(成功した応答の数)、および失敗率(失敗した応答の数)があります。
- モニタは、応答バッファがいっぱいになるまで、評価された応答を収集します。次に、サービスを次のように評価します。
- NORMAL:成功応答が成功しきい値以上。
- CRITICAL:失敗応答が失敗しきい値以上。
- バッファがいっぱいになると、モニタは新しい応答を評価するたびにサービスを再評価します。
たとえば、次の値を指定します。
- Success threshold = 3
- Failure threshold = 1
- Results window size = 5
エージェントは、チェック結果が 5 つ受信されるまで待機します。それらの 5 つの結果のうち失敗が 1 つある場合、ターゲットの状態は CRITICAL になります。成功結果が 3 つ以上ある場合、ターゲットの状態は NORMAL になります。
ライセンスおよびシステム要件
サービスアベイラビリティのモニタリングには、個別のライセンスとサーバの可視性ライセンスが必要です。サーバーの可視性は、現在、Linux、Windows、および Solaris で使用できます。「 ライセンス使用状況の確認」と「サーバーの可用性の要件とサポートされる環境」を参照してください。
モニタ対象サービスの表示
モニタ対象サービスは、モニタ対象サービスリストで確認できます。結果ウィンドウで応答バリデータを評価することで、状態が決定されます。応答バリデータは、サービスから受信された応答に対して評価を行うために使用される設定ルールです。
次の状態があります。
- NORMAL:結果ウィンドウの成功応答の数が設定した成功しきい値以上。
- CRITICAL:結果ウィンドウの失敗応答の数が設定した失敗しきい値以上。
- UNKNOWN:マシンエージェントがデータを提供していない。
モニタ対象サービスリスト
上部のナビゲーションバーから、[Servers] > [Service Availability] の順に選択すると、モニター対象サービスのリストが表示されます。アクションツールバーを使用して、新しいモニタ対象サービスを追加したり、詳細を表示したりすることで、モニタ対象サービスを管理します。
モニタ対象サービスの詳細
モニタ対象サービスを選択してダブルクリックすると、関連する詳細が表示されます。
サービスの可用性の設定
デフォルトでは、設定変更は少なくとも変更の 2 分間以内に有効になるため、設定を変更した後にマシンエージェントを再起動する必要はありません。サービスの作成後にサービスのプロトコル、ターゲット、またはメソッドが変更された場合、サービスの状態は UNKNOWN に設定され、新しい設定で再評価されます。
デフォルトでは、次のアドレスが制限されています。
- ループバックアドレス:
localhost, 127.0.0.1, ::1(IPv6) - サイトローカルアドレス:
192.168.0.0/16, 10.0.0.0/8, 172.16.0.0/12, fec0::/8(IPv6) - リンクローカルアドレス:
169.254.0.1 - 169.254.255.254, fe80::/10(IPv6) - 任意のローカルアドレス:
0.0.0.0, ::(IPV6) - マルチキャストアドレス:
224.0.0.0/4(224.0.0.0 to 239.255.255.255), ff00::/8(IPV6)
設定パネルにアクセスするには、次の操作を行います。
サービスの正常性のモニタリング
- システムプロパティ
appdynamics.machine.agent.sam.event.updateIntervalMillisを設定して更新間隔を変更できます。「設定プロパティのリファレンス」を参照してください。 - イベントは、[Monitored Service details] パネルおよび [Server Visibility Events] リストから表示できます。
- 詳細を確認するには、イベントをダブルクリックします。
- イベントのプロパティは次のとおりです。
オプション 説明 カテゴリ カスタム イベントタイプ サービスの可用性 プロパティ 重大度 注: 値として ERROR(失敗)または INFO(合格)を指定できます。
アラートの設定
モニタ対象サービスのアラートを作成するには、次の手順を使用します。
- [サーバー(Servers)] パネルから、[Alert & Respond] を選択します。
- [Policies] を選択します。
- [Create Policy Manually] を選択します。ポリシーがすでに存在している場合は、このオプションが表示されないことがあります。[+] をクリックして、ポリシーを手動で追加します。
- [カスタムイベント(Custom Events)] で、[+] をクリックして [Add Custom Event] を実行します。
- [Policy] パネルの [Actions] セクションで、ポリシーに違反した場合に実行するアクションを追加し、ポリシーを保存します。