ハードウェアキャパシティとリソースプランニング

ハードウェア要件を予測する際は、まずイベントの取り込み率(トランザクション分析の場合)またはインデックス付けされるデータ量(ログ分析の場合)を決定します。これにより、必要となる分析ライセンスユニット数を判断できます。

ライセンスユニット数の要件を決定したら、イベントサービスに対して実行されるクエリの処理負荷や使用する実際のハードウェアタイプなど、ハードウェアキャパシティに影響するその他の要因を考慮することが大切です。物理サーバーは、仮想マシンより優れたパフォーマンスを発揮する傾向があります。モニタリング対象環境でのアクティビティの季節要因によるスパイクや日々のスパイクも考慮する必要があります。

イベントとは、イベントサービスにおけるデータの基本単位です。アプリケーション パフォーマンス管理では、1 つのトランザクション分析イベントは 1 つの階層で受信された 1 つのコールに対応しています。そのため、3つのティアにまたがる1つのビジネストランザクションインスタンスに対して、3つのイベントが生成されます。アプリケーションパフォーマンス管理のメトリックでは、ビジネストランザクションインスタンスの数は、そのアプリケーション全体のコールメトリック数を反映しています。エンドユーザモニタリングでは、各ページビューは 1 つのイベントに相当し、各 Ajax リクエスト、ネットワークリクエスト、またはクラッシュレポートも同様です。