GetMetricStatistics API からの移行

AWSインテグレーションGetMetricStatistics APIの廃止のお知らせ。

注: GetMetricStatistics API のサポートは終了しました。このドキュメントの手順に従って、GetMetricData API に移行してください。

Splunk Observability Cloud は、AWS インテグレーションなどのサードパーティサービスとのインテグレーションにより、さまざまなソースからのメトリクス、トレース、ログを統合的に表示します。

Splunk は CloudWatch と統合するために以下のオプションを提供しています:

  • GetMetricStatistics レガシーポーリング・ベースのAPI。

  • GetMetricData:新しい Poll ベースの API。CloudWatch メトリックデータの一括取得をサポートしています。GetMetricStatistics から GetMetricData に移行すると、API 呼び出しが最大 20 倍少なくなり、パフォーマンスとデータ遅延が大幅に改善されます。

  • Metric Streams:ストリーミング API

GetMetricData APIに切り替える

GetMetricData API を使用するように既存の統合を設定できます。単に、Splunk Observability Cloud が GetMetricData API の使用を許可されていることを確認すればよいだけです。

そのためには、AWS IAM ポリシー JSON ドキュメントの [Actions] セクションに "cloudwatch:GetMetricData" を追加します。

AWS UIを使用してAPIを設定する

または、AWSマネジメントコンソールを使用して設定することもできます。

GetMetricData (および適切であればその他の権限)を選択し、Review Policy を選択し、変更を保存して有効にします。

新しいコンフィギュレーションの効果をモニターする

sf.org.num.awsServiceCallCount メトリックを確認して、CloudWatch 統合コールをモニターします。このメトリックは methodaws_account_id による呼び出しの数を追跡するので、各 AWS アカウントがどの API を使っているかを簡単に確認できます。

GetMetricData に切り替えた後、次が確認できるはずです:

  • データ取得に必要な通話回数を大幅に削減(最大20倍)。

  • CloudWatchをポーリングすることで得られるデータのレイテンシが減少します。

コスト管理

AWSアカウントが多くのCloudWatchメトリクスを生成する場合、パフォーマンスの向上はAWS APIコストの増加につながる可能性があります。

たとえば、GetMetricStatistics API がすべてのデータを取得するのに 5 分かかる場合、GetMetricData API にかかる時間はわずか 1 分です。AWS 統合の Poll レートが 1 分に設定されている場合、GetMetricDataリクエストは最大 5 倍の頻度で送信されます。AWS API のコストは増えますが、データの遅延は改善されます。コストを同じレベルで維持するには、Poll レートを 5 分に増やします。

Splunk Observability Cloud で発生した CloudWatch API コストを追跡するには、Organization Metrics / Cloud Integrations built-in dashboards の [AWS CloudWatch integration pricing] セクションを使用できます。