gRPC エンドポイントを使用して Splunk Observability Cloud にトレースを送信する

gRPC エンドポイントを使用して、OTLP 形式で Splunk Observability Cloud にトレースを送信できます。

Splunk Distribution of OpenTelemetry Collector は、OTLP エクスポータOTLP/HTTP エクスポータなどのネイティブ OTel コンポーネントを使用して、OTLP 形式のトレースを Splunk Observability Cloud に送信します。

gRPC エンドポイントを使用して、OTLP 形式で Splunk Observability Cloud にトレースを直接送信することもできます。この方法は、ネットワークやアプリケーションの要件により OpenTelemetry Collector をバイパスする必要があり、OTLP 形式でデータを送信したい場合に便利です。

注: REST API エンドポイントを使用してデータを送信するには、「Send metrics, traces, and events using Splunk Observability Cloud REST APIs」を参照してください。

gRPCエンドポイントを使用したトレースの送信

トレースの gRPC インジェストエンドポイントは ingest.<realm>.signalfx.com:443 で、<realm> は Splunk Observability Cloud レルムです。リクエストには、X-SF-Token ヘッダーにアクセストークンを含める必要があります。

アクセストークンを取得するには、「Splunk Observability Cloud を使用したユーザー API アクセストークンの取得と管理」を参照してください。

Splunk レルムを見つけるには、「Note about realms」を参照してください。

Splunk OpenTelemetry Collector を設定する

トレースをgRPCインジェスト・エンドポイントに直接送信するには、Collector設定ファイルの exporters セクションに次の行を追加します:

exporters:
  otlp:
     endpoint: ingest.${SPLUNK_REALM}.signalfx.com:443
     headers:
        "X-SF-Token": "${SPLUNK_ACCESS_TOKEN}"

トレースパイプラインに otlp エクスポーターが含まれていることを確認してください:

service:
  pipelines:
    traces:
      # ...
      exporters: [otlp]

OTLP形式のデータをHTTPで送信する

gRPC の代わりに HTTP を使用して、OTLP 形式でデータを送信する場合は、「/trace/otlp endpoint 」のドキュメントを参照してください。