exit コールの管理
start_exit_call(bt_handle,exit_type,display_name,identifying_properties,optional_properties=None)
指定したビジネストランザクションからカスタム exit コールを開始します。
ビジネストランザクションごとに1つのアクティブな exit コールのみが存在できます。次の exit コールを開始しようとすると、None を返します。
この exit コールを識別する ExitCallHandle を返します。
bt_handle:BTHandle
exit コールを行うビジネストランザクションを特定します。ハンドルは start_bt() から返されます。
exit_type:整数
exit コールの種類。有効な値は次のとおりです。
appd.EXIT_HTTPappd.EXIT_DBappd.EXIT_CACHEappd.EXIT_QUEUE
display_name:文字列
コントローラがこの exit コールを識別するために使用する名前。AppDynamics UI で exit コールを表示するために使用するラベルです。
identifying_properties:辞書
呼び出されているダウンストリーム コンポーネントを一意に識別する名前/値ペアの辞書。
これらのプロパティは、コントローラ UI でバックエンドダッシュボードの右上パネルに表示されます。
辞書のキーはプロパティ名です。値とは、プロパティ値を指します。
operation:文字列(オプション)
HTTPリクエストまたはSQLクエリのURLなど、実行中の操作を説明する文字列。
optional_properties:辞書(オプション)
この exit コールの追加プロパティを識別する名前/値ペアの辞書。コントローラ UI では、これらのプロパティはスナップショット ドリルダウン ペインの [Exit Calls and Async Activities] モーダルに表示されます。
end_exit_call(exit_call_handle, exc=None)
exit_call_handle で指定された終了コールを終了します。
exit_call_handle:ExitCallHandle
終了する exit コールを特定します。ハンドルは start_bt() により返されます。
exc:例外
try-except ブロックで取得した終了コールの処理中に例外が発生し、この例外を終了コールの一部として報告する場合は、例外を exc 引数として渡します。
make_correlation_header(bt_handle, exit_call_handle)
カスタム exit コールの相関ヘッダーを作成します。
インストゥルメント化された他のティアへカスタム exit コールを実行している場合、相関ヘッダーを追加することでダウンストリームのティアでも継続的なビジネストランザクションが可能になります。
ヘッダーの送信および反対側での解析では、start_bt() に渡すことは任意です。
タプル(ヘッダー名、ヘッダー値)を返します。相関が無効の場合は None を返します。
bt_handle:BtHandle
ビジネストランザクションを特定するハンドル。
exit_call_handle:ExitCallHandle
exit コールを指定するハンドル。