事前設定のダッシュボードと正常性ルールの作成
合成サーバーには、合成サーバーの監視用に事前設定されたダッシュボードと正常性ルールの作成に役立つ post_deploy.sh コマンドが付属しています。正常性ルールは、合成エージェントや Java エージェントのホストマシンではなく、合成シェパードによって生成されるメトリックに基づいていて、CPU 使用量、メモリ消費などの JMX 正常性ルールを補完します。
事前設定のダッシュボードと正常性ルールについて
事前設定の正常性ルールでは、合成サーバーのビジー率が 80% に達すると警告が発行され、ビジー率が 90% に達すると重大アラートが発行されます。ビジー率は最後の 30 分間で算出されます。
ビジー率について
各合成エージェントが一度に実行できるジョブは 1 つのみです。ジョブを実行している場合、合成エージェントがビジー状態になり、実行していない場合、合成エージェントはビジー状態ではありません。ビジー率は、合成エージェントがジョブを実行している時間の割合を示します。たとえば、合成エージェントが 5 分かかるジョブを実行し、他のジョブを実行しなかった場合、過去 10 分間は 50% ビジー状態でした。ビジー率は、1 分ごとに報告されるメトリックと、1 分あたりのページ数(PPM)を使用して計算されるメトリックに基づいています。ビジー率は、1 つの合成エージェント、合成エージェントのグループ、または場所をモニターするために使用できます。
ダッシュボードと正常性ルールの作成
インストゥルメンテーションが正常に終了し、ビジネスアプリケーションが作成されたことを確認したら、以下を行います。
- 合成サーバーをホストするマシンにログインします。
- 合成サーバーのホームに変更します。
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以下のコマンドを実行して、事前設定のダッシュボードと正常性ルールを作成します。
unix/post_deploy.sh -
コントローラ UI から、[Dashboards & Reports] ページに移動します。
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次のように、[Synthetic Private Agent Capacity Monitoring] というダッシュボードが表示されます。
- オンプレミス合成サーバーのビジネスアプリケーションを開きます。
- [Alert&Respond > Health Rules] に移動します。
- [Alert & Respond > Health Rules] から、[Create Preset Dashboards and Health Rules] で作成した正常性ルールが表示されます。