SQL コールからのビジネスデータの収集
トランザクション スナップショットは、SQL データベースコールをキャプチャします。SQL コールには、有用なビジネスデータを含めることができます。Analytics SQL データコレクタは、SQL パラメータからビジネスデータを収集し、トランザクション分析に使用する方法です。
Analytics SQL データコレクタを設定するには、次のことを把握しておく必要があります。
- SQL コールが実行される分析対応アプリケーション。
- SQL コールのデータベースターゲット。
- クエリパラメータとして対象のデータを含む特定の SQL パラメータ化ステートメント。
- データベースコールを実行する分析対応ビジネストランザクション。
- 収集するパラメータ。
この機能は、次のようにサポートされています。
- SQL データコレクタのリストには、過去 30 日間における最も遅いデータベースコールが表示されます。スナップショットの [DB & Remote Service Calls] タブから直接 SQL データコレクタを作成することもできます。
- 4.3 Java エージェントまたは 4.3 .NET エージェントが必要です。
- バインド変数として目的のデータを含む準備されたステートメントのみを使用できます。渡されたリテラル文字列は収集できません。
- SQL ステートメントの長さは 500 文字までです。省略されたクエリが SQL ステートメントのリストまたはスナップショットに表示される場合がありますが、それは使用しないでください。
- Analytics データを収集するように設定された SQL クエリの実行総数は、10K までです。
analytics-sql-cpm-limitノードプロパティを使用して設定できます。「アプリケーション エージェントのノードプロパティ」を参照してください。
分析からの SQL データコレクタの設定
- コントローラ UI で、上部のナビゲーションバーから [Analytics] > [Configuration] を選択します。
- [トランザクション分析(Transaction Analytics)] タブで、[Configure Analytics for Application] ドロップダウンからアプリケーションを選択し、分析データの収集が有効になっていることを確認します。
- 下にスクロールして [SQL Data Collectors] セクションを展開し、[Add] をクリックします。
- データコレクタに名前を付け、コレクタを新しいビジネストランザクションに適用するかどうかを示します。
- 該当するデータベースを選択します。使用可能な SQL ステートメントのリストが表示され、過去 30 日間における最も遅いデータベースコールが示されます。このタイムフレームは設定できません。
- 収集するデータを定義します。
- 分析用にキャプチャするパラメータを含む準備した SQL ステートメントを選択します。
- [Add] をクリックして収集するデータを指定します。
- 収集するデータの表示名を入力します。この名前は、データが収集され、分析に渡されるときに、分析 UI のフィールドリストに表示されます。
- データ型とメソッド パラメータ インデックスを指定します。
- Save をクリックします。
- Create SQL Data Collector をクリックします。
- このコレクタを使用するビジネストランザクションを指定し、[Save] をクリックします。
スナップショットからの SQL データコレクタの設定
この手順では、アプリケーション トランザクション スナップショットでキャプチャされたデータベースコールに対して Analytics SQL データコレクタの設定を行うショートカットの方法を説明します。目的のトランザクション スナップショットを見つけ、目的のデータベースコールが含まれているノードにドリルダウンする必要があります。
- 目的の SQL コールが含まれているスナップショットの [DB & Remote Service Calls] タブで、分析用に収集するデータを含む準備済みステートメントを選択します。
- クエリを右クリックして、コンテキストメニューから [Configure Data Collector] を選択します。[Data Collection] パネルが表示されます。
- 収集するデータの表示名を入力します。
- 収集する型とパラメータを指定し、[Save] をクリックします。
- データを収集するビジネストランザクションを選択し、[Save] をクリックします。