フィルタおよびフィールド
フィルタを使用すると、選択した条件に基づいて、選択したマイルストーンのイベントデータを抽出できます。たとえば、カリフォルニア州で提出されたローンの申し込みなどです。フィルタは、関連するイベントを制限することによって、マイルストーンの範囲を定義します。フィールドは、各マイルストーンから追加の関連情報を抽出します。
必須フィルタには、最後の 15 日間のデータが設定されます。過去 15 日間に分析データが収集されていない場合、必須フィールドのドロップダウンメニューは空になります。分析では、各イベントタイプの必須フィルタの他に、[Filter By] オプションを使用して追加のフィルタを選択することもできます。フィルタに含まれるすべてのフィールドとオプションで選択した追加のフィルタは、自動的に収集されます。これらを使用して、後で ADQL クエリを実行することができます。
フィールドは、イベントに関連する情報のカテゴリを示します。[Extract] [Fields] セクションは、各マイルストーンから追加の関連情報を収集します。データを使用して、目的のイベントを照会し、マトリックスを可視化することができます。フィールドは必須フィールドとオプションフィールドに分類されます。入力する必要がある唯一の必須フィールドは、プライマリキーです。これは、マイルストーンを結合する固有識別子です。
プライマリキーに加えて、オプションで追加のフィールドを追加することもできます。これらのフィールドは、ビジネスジャーニーの定義に関するコンテキストを提供します。たとえば、ローン金額、ローンタイプ、顧客名、カスタマー ID など、ローンの申し込みに関する詳細情報を提供します。これらのフィールド値を使用して、後でビジネス トランザクション データのスライスやダイスを行うことができます。マイルストーンごとに固有のフィールドを提供する必要があります。同じフィールドのセットがある複数のマイルストーンを作成した場合、または同じ必須フィルタとオプションフィルタのセットがある複数のマイルストーンを作成した場合、検証は失敗します。
マイルストーンごとに、[マイルストーンに到達(milestone Reached)] という名前のフィールドが関連するイベントに追加されます。マイルストーンに到達した場合、値は true になります。それ以外の場合は NULL になります。このフィールドを使用して、マイルストーンに到達したすべてのイベントを照会できます。また、milestoneReached を使用して、各マイルストーンのドロップオフを表示するファネルウィジェットを作成することもできます。マイルストーン名が次のようにフィールド名に追加されます。
- milestone1_name.milestoneReached
- milestone2_name.milestoneReached
同様に、デフォルトのフィールドとフィルタにもマイルストーン名による名前空間が付けられます。
ビジネスジャーニーレベルでは、[完了(completed)] という名前のフィールドにより、ブール値を使用してワークフローのステータスが追跡されます。True はビジネスジャーニーが完了したことを表し、一方 False は、ビジネスジャーニーが進行中であるか、または完了していないことを示します。Analytics Search UI または ADQL クエリを使用して、関連するイベントのステータスを表示するクエリ文字列 completed により、目的のビジネスジャーニーを確認します。