データコレクタの構成

データコレクタを設定するには、[Configure Diagnostic Data Collectors] 権限が必要です。データコレクタを設定するには、次の手順を実行します。

  1. データをキャプチャする方法を特定します。これを行うにはメソッドの署名を定義し、オプションで、メソッド内のコードポイントの値(戻り値や引数など)に基づいてフィルタを定義します。
  2. データのソースとなる実際のコードポイントを指定します。
  3. データコレクタをビジネストランザクションに適用する場合は、該当するビジネストランザクションを選択します。
通常、データコレクタを作成するには、アプリケーションのソースコードまたはドキュメントを参照して、コレクタを設定するコードを把握する必要があります。JVM 1.5 や .NET アプリケーション環境の場合、メソッド呼び出しデータコレクタによってインストルメンテーション構成(クラス名、メソッド名、メソッドパラメータなど)が変更される場合に、JVM またはアプリケーションサーバを再起動する必要があります。

データコレクタには、以下のプラットフォーム固有の考慮事項が適用されます。

  • C/C++ SDK の場合:ここで説明するコントローラ UI ではなく、appd_bt_add_user_data function() を使用してメソッドデータコレクタを作成します。「C/C++ SDK 参考資料」を参照してください。

  • Node.js ノードの場合:ここで説明するコントローラ UI ではなく、addSnapshotData() Node.js API を使用してメソッドデータコレクタを作成します。「Node.js エージェント API 参考資料」を参照してください。
  • Python エージェントでは、以下を使用してデータコレクタを作成できます。
    • Python エージェント API:add_snapshot_data() Python エージェント API を使用してメソッドデータコレクタを作成します。「Python エージェント API 参考資料」を参照してください。
    • コントローラ UI:[with a Class Name that] オプションのみが有効です。メソッドデータコレクタはスタンドアロン Python 関数に追加できません。Getter チェーンは、access(user.name) 属性、access(user['name]) キー値、および calling(user.getName() メソッドをサポートしています。
  • PHP メソッドデータコレクタにおいては、[with a Class Name that] オプションのみが有効です。メソッドデータコレクタはスタンドアロン PHP 関数に追加できません。