カスタム HTTP バックエンド検出と命名構成
デフォルトでは、Splunk AppDynamics はホスト名とポート番号を使用して、HTTP バックエンドを検出して名前を付けます。これは多くの場合に適していますが、マイクロサービス、コンテナ、または Serverlet が API ゲートウェイまたはポータルによって管理されている場合、クライアントと通信するバックエンドサービス、または相互に通信するバックエンドサービスは、自動検出を編集してクエリ文字列の一部を使用するか、HTTP カスタム検出ルールを使用して一意に命名しない限り、適切な階層にマッピングできません。この場合、Splunk AppDynamics では、カスタム HTTP バックエンド検出ルールの作成が推奨されています。
次のスクリーンショットは、構成例を示しています。
ここでは、[一致条件(Match Conditions)] を選択して、API ゲートウェイホスト(この場合は api.appdynamics.com)を記述します。
次のスクリーンショットは、分割と結合のデリミタとして「/」を使用し、最初の 3 セグメントを使用するための選択内容も示しています。
前述のように HTTP バックエンド検出ルールを構成すると、バックエンドメトリックが検出され、api.appdynamics.com で始まり、トランザクションの URL の最初の 3 セグメントを付加したビジネストランザクション名(api.appdynamics.com/api/catalog、api.appdynamics/api/payment など)の下に報告されます。構成された HTTP 検出ルールに一致するトランザクションは、同じホスト名とポート番号を共有している場合でも、個別にバックエンドとして認識されます。これらのトランザクションは個々のティアにマッピングできるので、API ゲートウェイの背後で発生するトランザクションのメトリックを分析できます。