はじめる前に
PHP エージェントをインストール前に、次の手順を実行します。
- サポートされている PHP バージョンを使用していることを確認します。PHP バージョンは次のコマンドを使用して確認できます。
php -i - PHP エージェントは
enable-debug構成オプションでビルドされた PHP アプリケーション、またはデバッグシンボルでコンパイルされたビルドでは機能しません。アプリケーションがデバッグシンボルでビルドされているかを確認するには、次のコマンドを使用します。php -i | grep -e "Debug Build"
応答は以下のようになります。
Debug Build => no- PHP エージェント ディストリビューションは、Splunk AppDynamicsダウンロードポータルから取得できます。ご使用のシステムに適したディストリビューション ファイルを取得してください。
- RedHat または CentOS では、PHP Agent - 64 bit RPM などの RPM パッケージ マネージャ ディストリビューションを使用します
- MacOS では、PHP Agent - 64 bit OSX を使用します。
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Alpine Linux では、PHP Agent Alpine Linux - 64 bit を使用します
- Windows Server 2019 では、PHP Agent - 64-bit Windows というディストリビューションを使用します。
- その他すべての Linux ディストリビューションでは、PHP Agent - 64 bit Linux というディストリビューションを使用します。
- インストール時には、Controller 接続設定およびこの PHP ノードの識別情報を提供します。開始ウィザードでは手順に従ってこの設定を実行できるのため、Splunk AppDynamics エージェントを初めてインストールする場合は、開始ウィザードを使用することをお勧めします。コントローラ接続設定の一般的な情報については、「エージェントとコントローラへの接続」を参照してください。
- インストルメンテーションを完了するには、Apache サーバーを停止して起動します。必要に応じて、サービスユーザーの中断を最低限にするような方法でインストールを実行してください。注: 特に実稼働環境では、他の Splunk AppDynamics 以外のアプリケーション パフォーマンス管理(APM)ツールと一緒に PHP エージェントをインストールしないでください。他のアプリケーション パフォーマンス管理(APM)製品が同じ管理対象の環境にインストールされている場合、PHP エージェントのインストールに失敗することがあります。
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(Alpine Linux の場合)PHP エージェントをインストールする前に、次の手順を実行します。
libstdc++ライブラリを追加します。apk add libstdc++- PHP 拡張機能の
sessionおよびsocketsを追加します。たとえば、PHP 8.2 を使用している場合は、
php82-sessionおよびphp82-sockets拡張機能をインストールします。apk add php82-session php82-sockets