WCFバックエンド

Splunk AppDynamics では、アプリケーションが WCF クライアントライブラリを使用する際に WCF イグジットポイント(バックエンド)を自動的に検出、識別します。デフォルトの WCF 自動検出ルールはリモートアドレスプロパティを使用します。エージェントは、有効なプロパティからリモートアドレスを使用して表示名を生成します。

例: http://wcf.example.com:8205/Services/Service1.svc

エージェント互換性

次の表では、.NET エージェントの各バリエーションでの WCF バックエンド検出のサポートについて説明します。

エージェントとバージョンWCF バックエンド検出のサポート
Windows 用 .NET エージェント(.NET Framework)完全サポート
.NET Agent for Linux 20.7.0 以降

一部サポートあり

  • .NET Core 3.1 以降で動作
  • HTTP 経由の非同期コールに対応
  • Operation ContractService Contract、および SOAP Action プロパティのサポートなし
Windows 用 .NET エージェント(.NET Core)21.3.0 以降

WCF の構成可能なプロパティ

WCF イグジットポイントに対する以下のプロパティの使用を有効または無効にできます。

構成可能なプロパティ デフォルトの検出と命名のプロパティかどうか説明
リモートアドレス

あり

クエリ、フラグメント、ユーザ情報(名前とパスワード)を除く URL

運用契約

いいえ

WCF オペレーションコントラクト名

サービス契約 いいえWCF サービスコントラクト名
URL

いいえ

完全なURL

ホスト(Host)

いいえ

URL のホスト部分

[ポート(Port)]

いいえ

URL に存在する場合はポート番号、存在しない場合はプロトコルのデフォルト値

SOAPアクション

いいえ

Web サービスコールの場合は SOAP アクション