正常性ルール違反イベント

ジョブが失敗したときにイベントをトリガーするなど、正常性ルール違反イベントを設定できます。正常性ルール違反イベントを設定するには、合成ジョブのアラートポリシーを作成します。

次の図は、ジョブの失敗の再テストプロセスとそのトリガーイベントを示しています。この例では、ジョブ A は午前 10 時に 5 分間隔で実行されるようにスケジュールされています。成功した場合、イベントまたはメッセージはトリガーされません。失敗すると、「Error started」がトリガーされ、ジョブが再テストされます。成功した場合、イベントまたはメッセージはトリガーされません。失敗すると、「Error started」がトリガーされ、ジョブが再テストされます。成功すると、「Problem ended」がトリガーされます。失敗すると、「Problem ended」がトリガーされ、ジョブが再テストされます。ジョブが失敗し続ける限り、ジョブは 5 分ごとに再テストされ、「Error continues」がトリガーされ続けます。

注: 即時再テストでは、最初の失敗の直後にジョブが再実行されます。他のすべての再テスト設定では、設定されたジョブスケジュールに従ってジョブが実行されます。
  1. ジョブ A は午前 10 時に実行されます
    • ジョブ A が成功した場合、イベント/メッセージは生成されません
    • ジョブ A が失敗すると、「Error started」イベントが生成されます
  2. ジョブ A は午前 10 時 1 分にすぐに再テストされます(前回の実行:ジョブ A は午前 10 時に実行され、「Error started」イベントが生成されます)

    • ジョブ A が成功した場合、イベント/メッセージは生成されません

    • ジョブ A が失敗すると、「Error confirmed after retest」イベントが生成されます

  3. ジョブ A は午前 10 時 5 分に実行されます(前回の実行:ジョブ A は午前 10 時 1 分の再テスト時に失敗し、「Error confirmed after rest」イベントが生成されます)

    • ジョブ A が成功すると、「Problem ended」イベントが生成されます

    • ジョブ A が失敗すると、「Error continues」イベントが生成されます

  4. ジョブ A は次のスケジュールされた時刻に実行されます(前回の実行:ジョブが失敗し、「Error continues」イベントが生成されます)

    • ジョブ A が成功すると、「Problem ended」イベントが生成されます

    • ジョブ A が失敗すると、「Error continues」イベントが生成されます

注:
  • 可用性エラーまたはパフォーマンスしきい値に基づく即時再テストが設定されている場合、「Error started」イベントが生成されます。
  • 再テスト中にエラーが確認されると、「Error confirmed」イベントがトリガーされます。
  • 再テスト中にエラーが確認されない場合、イベントは生成されません。