アクションの制限
コントローラは、トリガーするイベント数に基づいて呼び出されるアクションをイベントタイプごとに制限します。1分間にアクションをトリガーできるイベントは、イベントタイプにつき最大10件です。トリガーイベントが制限数を超えた場合、超過イベントによりトリガーされたアクションは開始しません。また、このようなアクションが開始していないことは明確に表示されません。
たとえば、アプリケーションにはアクションをトリガーする10の「正常性ルール違反開始」イベントを設定することが可能で、同時間内にはアクションをトリガーする「リソース共有元上限」イベントを最大10まで設定できます。ただし、正常性ルール違反の開始イベントが11起動している場合、11個目のイベントによりトリガーされたアクションは開始しません。
不必要なアクションを減らすため、Splunk AppDynamics により呼び出される診断および修復アクションの数は制限されています。規定値は、アクションタイプにつき各マシンで1分あたり5アクションです。
たとえば、アクションをトリガーする 100 のノードすべてに対してポリシーが構成されている場合、Splunk AppDynamics は 5 つのアクションをランダムに選択して実行します。
制限超過を防ぐには、特定のイベントに対しアクション数を超過してトリガーしないようポリシーを作成します。ティアレベルで正常性ルールが作用するエンティティを構成することにより、少ないイベントを生成できます。「正常性ルール」で正常性ルールおよび正常性ルールタイプ別の影響を受けるエンティティを参照してください。