失敗したポッドのログ収集の有効化
このページでは、失敗したポッドのログを収集するクラスタエージェント機能を有効にして使用する方法について説明します。この機能は、SaaS コントローラでは自動的に有効になります。このページで説明するように、オンプレミスコントローラを有効にする必要があります。
有効にすると、クラスタエージェントは再起動または失敗したポッドのログを自動的に収集します。ポッド障害ログは、再起動に失敗したコンテナの CrashLoopBackoff バックオフのステータスをキャプチャします。
最小要件
クラスタエージェントのログ収集機能では、次の要件を満たす必要があります。
- クラスタエージェント 20.7 以降
- コントローラ 20.10.0 以降
コントローラの設定
次の表に、テクニカルサポートチームが更新できるログ設定を示します。
| 設定 | 定義 | 場所 | デフォルト |
|---|---|---|---|
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sim.cluster.logs.bucket.name | ポッドログを保存するフォルダ名。 |
ルートユーザー権限を持つコントローラ管理コンソール(Controller Settings) | kubernetes-log-snippets |
|
sim.cluster.logs.capture.enabled |
ログ キャプチャをアクティブまたは非アクティブにするオプション。 このオプションは、デフォルトで有効です。 |
ルートユーザ権限を持つコントローラ管理コンソール この設定は、アカウントレベル(Account Settings)とコントローラレベル(Controller Settings)の両方で設定できます。 | true |
|
sim.cluster.logs.expiration.in.days | ログがストレージからクリアされるまでの日数。 | ルートユーザー権限を持つコントローラ管理コンソール(Controller Settings) | 10 |
|
sim.cluster.logs.root.file.path | パスを変更すると、ログは新しいパスに保存されますが、古いログは前の場所に残ります。 | ルートユーザー権限を持つコントローラ管理コンソール(Controller Settings) | /opt/appdynamics |
sim.cluster.failed.pod.limit | 履歴ポッドの数が、この値を超えると消去されます。 | ルートユーザー権限を持つコントローラ管理コンソール(Controller Settings) | 1000 |
sim.cluster.logs.s3.enabled |
S3 バケットにログを保存するオプション。値を false に指定すると、ログはコントローラ ファイルシステムに保存されます。 注:
| ルートユーザー権限を持つコントローラ管理コンソール(Controller Settings) | true |