AppDynamics HTTP SDK の開始
ABAP エージェントには、SAP システムのアプリケーションサーバーごとにアクティブな HTTP SDK インスタンスが必要です。SAP システムから AppDynamics HTTP SDK インスタンスを開始するには、トランザクションコード /DVD/APPD_STATUS に移動します。
[AppDynamics status check] 画面が表示されます。
ノード(アプリケーションサーバー)の行から、次の操作を実行できます。
- 全体のノードステータスを表示する。ノードステータスアイコンをクリックすると、すべてのノードコンポーネントのエラープロトコルが表示されます。
ほとんどのエラーメッセージに長いテキストがあり、既知の問題の解決方法に関する有用な情報が含まれています。エラーメッセージの横にある疑問符をクリックすると、長いテキストが表示されます。
- ノード行を展開して、すべてのノードコンポーネントの詳細なステータスと接続 ping 時間を表示する:
- HTTP SDK プロセスのステータス
- HTTP SDK コネクタの接続ステータス
- 個々の SAP アプリケーションサーバー側から見たイベントサービス接続ステータス(アクティブな場合)
- 分析エージェントの接続ステータス(アクティブな場合)
- マシンエージェントの接続ステータス(マシンエージェントアダプタが使用されている場合)
- アプリケーションサーバーの HTTP SDK インスタンスを起動、停止、または再起動する
- [Logs] ボタンを使用して、HTTP SDK インスタンスのログファイルを表示する
コントローラ行からすべての HTTP SDK インスタンスを一度に起動、停止、または再起動できます。
バージョン 22.11.0 以降では、接続ステータス情報の横に接続チェックの ping 時間が表示されます。ping 時間は、デフォルトで緑、黄、赤、またはチェック失敗アイコンで表示されます。アイコンにカーソルを合わせると、ping 時間が表示されます。コールごとに異なるしきい値があります。
リモートネットワークへのコール:
-
緑:0 ~ 500 ms
-
黄:500 ~ 1000 ms
-
赤:1000 ms 超
ローカルネットワークのコール:
-
緑:0 ~ 20 ms
-
黄:20 ~ 200 ms
-
赤:200 ms 超
次の追加アクションには、アプリケーションツールバーを使用します。
-
更新:現在のステータス情報を表示します。
-
ログのダウンロード:アプリケーションおよび ABAP エージェントのログファイルを zip ファイルにダウンロードします。
-
ノードを展開/折りたたむ:各ノード下のすべてのエージェントステータスを表示または非表示にします。
-
デバッグモード:デバッグモードをアクティブ化または非アクティブ化します。
-
設定:AppDynamics 設定に移動します。
-
メトリクス:SNP CrystalBridge® Monitoring 統合設定に移動します。
-
アプリケーションログ:ABAP エージェント ログ オブジェクトの標準アプリケーションログを表示します。
-
SDK インストール:HTTP SDK 自動インストールプログラム
デバッグモード
デバッグモードは、 ツールバーボタンを使用してアクティブまたは非アクティブにできます。
デバッグモードをアクティブにすると、次のデバッグフラグを設定できます。
- HTTP SDK and C++ SDK:
- HTTP SDK はデバッグログファイルに追加情報を書き込みます。
-
C++ SDK はトレースレベルのログを収集します。
注: このフラグを設定してデバッグモードをアクティブにすると、実行中のすべての HTTP SDK インスタンスが再起動されます。デバッグモードが期限切れになると、実行中のすべての HTTP SDK インスタンスが再び再起動され、デバッグロギングが非アクティブになります。
- エラーメタデータ:アクティブなビジネス トランザクション エラー メッセージに、例外オブジェクトタイプや、使用可能な場合にメッセージクラス ID やメッセージ番号などのメタデータが含まれている場合。
HTTP SDK デバッグモードがアクティブになると、HTTP SDK 接続ステータスが変更され、ステータステキストに Debug Mode のプレフィックスが含まれます。
いずれかのデバッグモードがアクティブな場合、ABAP エージェントはより詳細なアプリケーションログを書き込み、t-code /DVD/APPD_STATUS には詳細(各コンポーネントのホスト名とポート、各ノードの OS および CPU アーキテクチャ、ping 時間の詳細情報など)が含まれます。
HTTP SDK の自動再起動
バージョン 22.11.0 以降では、ローカル SAP アプリケーションサーバーにインストールされている HTTP SDK インスタンスの再起動は、AppDynamics 統合のアクティブ化中に自動的に実行されます。古いバージョンの自動化オプションについては、「HTTP SDK の自動再起動」を参照してください。
HTTP SDK ハートビート
「HTTP SDK ハートビート」を参照してください。
自動化とレポートのプログラム
ABAP エージェントは、自動化およびテクニカルなメトリックのレポートの目的でスケジュールできる、複数のプログラムを提供します。「自動化とレポート」を参照してください。
トラブルシューティング
サポートに問い合わせる際は、必ずこの [Download Logs] 機能を使用し、出力された zip ファイルをサポートチケットに追加します。