Java エージェントのリバースプロキシの有効化
デフォルトでは、リバースプロキシは無効になっています。次のプロパティまたは環境変数のいずれかを使用して有効にすることができます。
| ノードプロパティ | システム プロパティ | 環境変数 |
|---|---|---|
enable-reverse-proxy |
appdynamics.reverse.proxy.enabled =true/false |
APPDYNAMICS_REVERSE_PROXY_ENABLED =true/false |
環境変数は、システムプロパティよりも優先されます。リバースプロキシ設定を無効にするには、3 つすべてを false にするか、設定しない必要があります。
エージェントがコントローラに対して API コールを行うときに、エージェントによりノードプロパティのステータスがチェックされ、次のようにステータスに応じた操作が行われます。
true:必要なホスト ヘッダーがリクエストに追加されます。false:エージェントは環境変数の値をチェックします。環境変数がtrueに設定されている場合、必要なホストヘッダーがリクエストに追加されます。環境変数がfalseに設定されている場合、エージェントはシステム値のプロパティをチェックします。trueシステム値プロパティがに設定されている場合、必要なホストヘッダーがリクエストに追加されます。falseに設定すると、リバースプロキシが有効にならず、ホストヘッダーがリクエストに追加されません。
Java エージェントのリバースプロキシを利用して、次のことができます。
- 2 つ以上のコントローラの設定
- 追加のセキュリティのためのコントローラのホスト名のマスク
- 複数のコントローラのロードバランシング
リバースプロキシが有効になっている場合、API コールではホストヘッダーがコール先のドメインを認識している必要があるため、エージェントからコントローラへの API コールは失敗します。リバースプロキシを有効にすると、コントローラのホスト名がマスクされ、503 Service Unavailable エラーが発生します。この問題を修正するために、エージェントは、リバースプロキシが有効になっているコントローラの accountName から派生したリクエストにホストヘッダーを追加します。