非同期アクティビティにおける診断セッションの使用

診断セッションは、通常ビジネストランザクションの全体的なパフォーマンスに基づきトリガーされます。ただし、ビジネストランザクションの全体的なパフォーマンスは、非同期アクティビティの実行時間を反映していない場合があります。元のトランザクションは通常の範囲内で実行されるケースも考えられますが、非同期アクティビティはより長く時間がかかります。

このような状況で診断セッションを開始するには、非同期アクティビティのパフォーマンスメトリック(応答時間など)に基づき正常性ルールを使用します。その後、正常性ルールに違反したときに診断セッションを開始するポリシーを作成します。

  1. 平均応答時間などの非同期メトリックに基づき、カスタム正常性ルールの作成を行います。
    スレッドタスクのメトリックは、メトリックブラウザ内の非同期アクティビティ トランザクションの [Thread Tasks] ノードに表示されます。各スレッドタスクには、個々のノード(通常は単純なクラス名)があります。正常性ルールのタイプには [Custom] を選択します。
  2. 平均応答時間など、対象とする非同期メトリックのベースラインに基づきポリシーの作成を行います。
  3. 影響を受けたビジネストランザクションが診断セッションを開始するようポリシーを構成します。
    ビジネストランザクション」を参照してください。