エラー検出に関するヒント(プラットフォーム別)
以下のセクションでは、アプリケーション プラットフォームごとのエラー検出構成およびエラーモニタリングにおいて考慮すべき事項を記述します。
.NETのエラー構成
デフォルトでは、Windows .NET エージェントは NLog および Log4Net を使用してコールをインストゥルメント化できます。また、システムトレースとイベントログから情報を収集することもできます。Linux の 4.5.19 以降のエージェント、および Windows の 21.2.0 以降のエージェントでは、.NET Core で動作するエージェントは、Microsoft.Extensions.Logging.ILogger API を実装するロガーを使用してコールをインストゥルメント化することもできます。他のロガーを使用してコールをインストゥルメント化するには、カスタムロガー定義を追加します。詳細は、 .
ERRORより上位に記録されたメッセージには、CRITICALやFATALなどの重大なレベルが存在します。
システムトレースまたはイベントログエラーがモニターされないようにするには、該当するボックスをオンにして、それらを無効にします。システムトレースエラーは、TraceError を介してリスナー収集にエラーメッセージとして書き込まれたものです。
イベントログエラーは、種類がエラーに設定されている場合にEventLogに書き込まれます。例:
myEventLog.WriteEntry(myMessage, EventLogEntryType.Error, myID);
PHP のエラー構成
PHP エージェントは、PHP レポート機能をインストルメント化します。PHPアプリケーションはtrigger_errorを使用し、その機能を通じてエラーを報告することができます。PHP拡張機能とPHP自体もPHP機能を使用してエラーを報告することができます。
デフォルトでは、エージェントは複数のしきい値を使用して PHP エラーをチェックします。
- Errorを選択すると、エージェントはメッセージおよびErrorとマークされた例外のみを報告します。
- Warningを選択すると、エージェントはメッセージおよびError、Warningとマークされた例外のみを報告します。
- Noticeを選択すると、エージェントはメッセージおよびError、Warning、またはNoticeとマークされた例外を報告します。
Node.js のエラー構成
Node.js エージェントは、Node.js アプリケーションまたは Node.js 自体により発生した例外を報告します。
「Ignored Exceptions」および「Ignored Messages」リストを使用して、トランザクションがエラーと報告されないように特定の例外やログメッセージを構成することができます。詳細は、.
Pythonに関する備考のエラー構成
デフォルトでは、Python エージェントは未処理の例外、400 番以上の HTTP ステータスコード、および Python ログモジュールが ERROR レベル以上で記録するメッセージについてエラートランザクションを報告します。
記録されたエラーが原因でトランザクションがエラーとして報告されないようにするには、[Mark Business Transaction as error] チェックボックスをオフにします。ログに記録されたメッセージをまったくキャプチャしない場合は、[エラーの検出(Detect Errors)] チェックボックスをオフにします。
「Ignored Exceptions」および「Ignored Messages」リストを使用して、トランザクションがエラーと報告されないように特定の例外やログメッセージを構成することができます。詳細は、.
Apache Web サーバーのエラー設定
デフォルトでは、Splunk AppDynamics は 400 ~ 505 の HTTP エラーコードを取得します。HTTP応答コードは、アプリケーションのビジネスレベルで発生するエラーを伝えている場合があります。
カスタムエラータイプとしてエラーコードを追加して定義できます。エラーコードを追加するには、次の手順を実行します。
- コントローラ UI で、アプリケーションを開き、Configuration > Instrumentation > Error Detection > Web Server に移動します。
- [Add Code] をクリックします。エラーコードの説明とエラーコードを入力します。エラーコードの範囲を指定することもできます。
- [Enable] をクリックします。
- (オプション)カスタムエラーコードまたはコード範囲を除外する場合は、[Enabled] チェックボックスをオフにして、そのエラーコードを無効にできます。これはエラーコードをエラーインジケータとして除外していることになります。