エラーインジケータとしての例外とログメッセージの無視

トランザクション エラー インジケータとしての特定タイプの例外、ロガー、またはログメッセージは、ご使用の環境でトランザクションエラーとしてカウントする必要があるイベントと見なされない場合があります。これらには、アプリケーション フレームワーク コードまたはユーザーログインの失敗により発生した例外が含まれる場合があります。

例外を無視するよう構成すると、エージェントは例外を検出して例外カウントを増やし、UI の例外リストに表示しますが、エラーが発生したビジネストランザクションはモニタリングの観点から言うと「エラートランザクション」とは見なされません。トランザクション スナップショットでは、[サマリー(Summary)] または [エラー詳細(Error Details)] セクションに例外は表示されず、トランザクション インスタンスのユーザーエクスペリエンスにも例外は反映されません。

エージェントが無視する例外を構成するには、エラー構成ウィンドウの [Add New Exception to Ignore] ボタンをクリックします。

無視する例外の名前を入力します。名前は、[Troubleshoot > Errors > Exceptions] で指定された [Name] 列に表示されている名前と同じである必要があります。たとえば、以下のスクリーンショットでは、この例外を無視するために PostgresException を入力します。

注: 例外メッセージの一致条件のテキストフィールドに「、<、>、および&」の文字を含めることはできません。

以下の例では、ルート例外の exception.getMessage() コールに文字列「format」が含まれている場合のみ、javax.sql.SQLException をラップする java.lang.RuntimeExceptions を無視するようエージェントに指示します。(他の java.lang.Runtime 例外は無視されません)。

例外チェーンにより無視する例外のクラスを定義する場合、一致条件が適用される例外メッセージはチェーンのルート例外に含まれている必要があります。一致条件はネストされた例外には適用されません。

.NETおよびJavaでは、特定のロガーまたはロガーカテゴリーで記録されたエラーを無視するよう指定できます。[Add New Category/Logger to Ignore] をクリックします。

Java の場合、既存の検出/無視設定を選択して [Configure Business Transaction] オプションを有効にできます。このオプションを使用して、次のイベントを特定のビジネストランザクションに関連付けることができます。

  • カスタムロガー
  • 例外、メッセージ、およびロガーを無視する
  • HTTP リターンコードとリダイレクトページ
注: 選択した設定のみがビジネストランザクションに適用されます。他のすべてのアプリケーションレベルの設定は、ビジネストランザクションに適用されません。