複数エンティティのカスタムメトリックの定義

カスタムメトリックを使用して単一または複数のエンティティをモニターする正常性ルールを作成できます。

カスタムメトリックを使用して単一のエンティティをモニターする正常性ルールを作成する

カスタムメトリックを使用して正常性ルールを作成し、単一のビジネストランザクション、ノード、またはアプリケーション全体のパフォーマンスをモニターするには：

  1. 正常性ルールを作成するときは、正常性ルールのタイプをカスタムとして指定します。
  2. 条件を設定するときに、[Select Metric] ウィンドウで [Specify a Metric from the Metric Tree.] を選択します
  3. 埋め込みメトリックブラウザからメトリックを選択します。

カスタムメトリックを使用して複数のエンティティをモニターする 正常性ルールを作成する

さまざまなエンティティ（たとえば、複数のノード全体）に共通して存在するカスタムメトリックを評価する正常性ルールを作成できます。各ノードに個別の正常性ルールを作成するのではなく、1つの正常性ルールでこれを実行します。この場合、埋め込まれたメトリックブラウザからメトリックを選択するのではなく、メトリックへの相対メトリックパスを利用してカスタムメトリックを指定する必要があります。

  1. メトリックブラウザからカスタムメトリックパスを取得します。
  2. カスタムメトリックパスを相対パスとして使用して、正常性ルールを構成します。

Get the Custom Metric Path for a Multi-Entity Metric

  1. Navigate to the Metric Browser by selecting the Metric Browser in the left navigation pane.
  2. Select the metric that you want to use for the condition.
  3. Right-click and select Copy Full Path.
  4. Save this value in a file from which you can copy it later.
The following example gets the metric path for the CPU %Busy metric for the Inventory Server tier. The CPU %Busy metric would be appropriate to use in a health rule that affects all the nodes in that tier.

複数のエンティティのカスタムメトリックを評価する正常性ルール要件の設定

  1. 正常性ルールウィザードの [Overview] パネルで、モニタするエンティティの種類に対する正常性ルールのタイプを選択します。
  2. [Affected Entities] パネルで、影響を受けるエンティティを選択します。
  3. メトリックを使用する条件コンポーネントを作成するときは、[Select Metric] ウィンドウで [Specify a Relative Path Metric] を選択します。
  4. 次のいずれかを行って、メトリックブラウザから保存した相対メトリックパスをクロップします。
    • ノード正常性ハードウェア、JVM、CLR、またはカスタム以外の正常性ルールのタイプについては、パスをクロップしてメトリックの名前をアプリケーション名とカテゴリとともに使用します（たとえば、Custom Metrics|ECommerce Demo|Slow Query Calls|Call Count）。
    • ノード正常性ハードウェア、JVM、CLRおよびカスタムの正常性ルールタイプについては、パスをクロップしてエンティティ以降をすべて使用します（例えば、ノード名より後）。以下の例では、クロップされたパスはこのようになります。CustomMetricNodeHealth
  5. [Metric Selection] ウィンドウの相対メトリックパスフィールドに、クロップした相対メトリックパスを貼り付けます。
  6. Select Metric をクリックします。