メトリックブラウザの使用開始
メトリックデータポイントの詳細
ブラウザのほとんどのタイプのメトリックでは、グラフ内のいずれかのポイントをクリックすると、その時点で観測されたメトリックに関する詳細情報を表示できます。表示される情報には、メトリック識別子、観測の日時、メトリックに関連する次のいずれかの値が含まれます。
- Obs:その間隔で確認されたすべてのデータポイントの観測された平均。Java 用アプリエージェントのパーセンタイルメトリックにおいては、パーセンタイル値です。クラスタまたは時間ロールアップの場合、これはノード全体または時間の経過に伴う加重平均を表します。
- Min:該当期間のデータポイントの最小値。
- Max:該当期間のデータポイントの最大値。
- Sum:該当期間のすべてのデータポイントの合計値。Java用アプリエージェントのパーセンタイルメトリックにおいては、パーセンタイル値にカウントを掛けた結果となります。
- Count:その 1 点に集約された観測の数。たとえば、5カウントは、1分のデータポイントが5つあり、それらが1点に集約されていることを示します。
- Base:メトリックのベースラインデータ。「ベースラインに対するメトリックの表示」を参照してください。
グラフ下部で、メトリック情報に対応する [Min]、[Max]、[Count]、または [Sum] といったチェックボックスを選択することで、メトリックでのそれらの情報をブラウザに表示されている時間範囲でグラフにすることができます。そのメトリックに関連する情報タイプのチェックボックスのみ選択できます。
ある時間範囲でのパフォーマンスの分析
対象となる時間範囲をMetric Browserで特定したら、その時間範囲のスナップショットを確認します。ブラウザである時間範囲のスナップショットを分析するには、グラフの時間範囲の開始点をクリックし、そのまま時間範囲の終了点までドラッグします。放すと [Time Range] ペインが表示されます。
ベースラインに対するメトリックの表示
メトリックブラウザのデータをベースライン値と比較する方法を確認できます。ベースライン偏差のモニタリングは、サービスレベル契約(SLA)に違反している可能性のあるパフォーマンスメトリックを明らかにします。「動的ベースライン」を参照してください。
ベースラインのパターンを表示するには、メトリックの表示オプションでメトリックのベースラインオプションを選択します。
メトリックデータのエクスポート
現在表示されているメトリックデータをCSVファイルにエクスポートできます。
時間範囲が選択されていても、エクスポートされたデータには表示されるすべてのデータが含まれています。特定の時間範囲のデータのみをエクスポートするには、まず ベースラインに対するメトリックを表示し、その後エクスポートします。
すべてのデータをエクスポートするには
- [Actions] > [Export Data] の順に選択します。
- ポップアップで、データをクリップボードにコピーすることも、[Export Data] をクリックしてデータを CSV ファイルでダウンロードすることもできます。